マロリーな日日(にちにち)

癒し系ソフト・ボトルメールの作者が、ガツガツ派では見えないゴロゴロ視点で、ビジネスの世界を観察していきます。

有効な年賀状

2005-11-25 00:45:59 | biz basic
そろそろ準備を始めないといけないですね、年賀状。
年賀状をもらった後の行動については、年初に書いた「1月は年賀状で忙しい 」を参照していただくとして、今回は上流行程における、ぼくなりの年賀状の心構えについてお話ししようと思います。

【そもそも年賀状を出すのか、出さないのか】
 リクルート時代の上司から、教わったことの一つに「(ビジネスでは)無駄なことをしない」ということがあります。
 有限な時間を割いてなにか行動を起こすのであれば、そこから必ずなにかを学んだり、周囲によい影響を及ぼそうと精進せよ、ということです。
 これを年賀状ワークに当てはめるとすれば、年賀状をがんばって出すなら、誰よりも印象に残る、送った友人・恩師たちに笑っていただく、取引先から追加発注がくる、といったような状態を作らなければいけない。そういういい結果を出せない、出すつもりがないのであれば、年賀状は書かずに、その分他の何か、自分にとってもっと重要なことに当てた方が幸せだと思うのです。
 ま、そんな精神論がベースにあることと、具体的な「企画」がないとアポをとれない小心モノの私にとって、年賀状はまたとない営業ツールであり、飛び道具であり、チャンスなのです。


【無駄な年賀状】
 ・カイシャが支給する年賀状、そのまま
   これは、年賀状でなく、ただのDMですよね。ゴミ箱へポイですね・・・。
   出したヒトには悪気は何だろうけど、なんせさきほどの年賀状道から見るとイタイです。

 ・紋切りメッセージのみ
   自作の年賀状だろうが、手書きだろうが、あけおめ・ことよろだけの内容ではがっかりですね。

   例外的にクリエーターの年賀状は、それ自体がある意味作品なので、イラスト+あけおめだけでもそれはそれで、ほほえましいですね。また、巷でよくいわれる、手書き VS パソコン印刷の是非には興味がなくて、内容(コンテンツ)ですね。手書きだからといってありがたいわけでもないし、パソコン印刷で、直筆は一切なくても、そこにその人なりの想いや愛が感じ取れればとても嬉しい気持ちになります。

 魂の入っていない年賀状は、つらいですね。書いている本人からも「めんどくせー」とか「1枚50円だぜ」とか罵られ、受けとったヒトからは5秒後にちぎられたりして、ポイ。そして地球上からまた1本、木が音もなく倒れていくんですよ。合掌・・・。

 さぁ、みなさん、気合いを入れて年賀状に取り組みましょう。嫌なら、出すのやめましょう。


PS
 あー、やはりここにあった。私に「無駄なことはするなー」とたたき込んでくれた元上司の本。
 ここの第2章、『常に印象的な人であるために~ファックスや年賀状から始まる「社交術」』にも同じ事が書いてありますね。教育って恐ろしい(^ ^;

自分「プレゼン」術

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