浦島太郎:渡辺昌幸の凡日録

連日の35度超え猛暑です、日中の釣りはとても危険、命を守りましよう

10月10日記  「手ごわいチヌ」

2016-10-10 | 日記

「佐世保の釣りからの一夜が明けました」


10月9日の釣りからかえり、昨夜は、爆睡9時間の末、すっきり快眠!実に

さわやかな朝を迎えることができました。

今日は、体育の日、祭日であります。

この年になると、朝がきたことに感激(あ!生きてた!)ましてや、快晴で爽快

な朝というのは、地球の生物として神様に生命と今日の一日を楽しむ権利を与え

られていることを喜びたいんでありますんるぞえ

                      (なに語?おいらん語?)


「行けば行ったで楽しい釣り」


今日の釣りが、実はトーナメントだったことが後で判明し、えええっ?だったが

それを知らないゴワスさんも、世界一さんも、快く了承いただき、いざ佐世保へ。

そこには、「競技」に燃える戦いの釣り、トーナメンターさんが30人いた。

ぼくらは、ことの次第を船長に相談して、

    ★ボラロウマルちゃんはトーナメント戦へ

    ★ぼくを含めた3人は、特別に別行動で船長おすすめの磯へ

と、別れてそれぞれのチヌ釣りを楽しむことになりました。

とにかく風が強い

昼前、岩場に置いた竿ケースが吹き飛ばされ一段下に落ち、たまたまそこにいた

ので、大波からの流失を止められたが、危うい風である

そこは、近場の「ぐんかん」という島らしい。北の風を避けて、南を向く3人が

             (島ではなく、ポイント名かも?)

竿を並べます。ウキ下1、5m、遠投するも2mもタナを取ると根がかり、満ち

潮を待てば、それなりの水深が得られるだろうが、フグの猛攻には手をやく。

はい!フグ、またフグ(釣り針16本入り)連続16本塁打のフグの勝ち!

業を煮やして、

釣り座を移動する

 

島には、鳥井もあり祀りの石碑もある、信仰の島でもあるぐんかん島、ぼくも手を

合わせる、敬虔な心ではなく、この3人のなかで、一番大きなチヌが釣れますように!

もし、ぼくが神様ならぜったい聞いてやらない、ジコチューの願い事だ

トーナメントは、好きでないというご3人だが、やっぱり一番にはなりたい。

島を西へまわると、そこは深くて竿1本半ぐらいの緩やかな潮がながれる、

折しも満ちへとむかいます。いい時合いである。

しかし、釣れるのはまあ、いい型で25cm、通常は20cmぐらいが入れ食い

です。釣れる魚はお目当てのチヌではなく、クロ。

まあ、何かがかかれば、期待もあって、3人は釣りを楽しんだ。

そう、来ればきたで、やっぱり楽しいものだ。



 「チヌは来たのですが、手ごわいチヌだ」


ぼくは、絶対チヌを釣らねばならない理由があった。

それは、つい先日、飲み屋さんで、チヌをいっぱい釣ってくるので、仕入れはしなく

ていいよ、なんて、釣り人特有の「ホラ」を吹きまくってきたのである

ところが・・・なかなか、チヌは食いついてきてくれません。

ジワリとウキを抑えるようなアタリをガン!と合わせたら、キラキラとメイタは都合

3匹は釣れた。

 

 

先述のとおり、クロは入れ食いしています、ほんと入れ食いです。

クロの合間をぬってチヌを釣らねばなりません。

んんん・・いかんな、クロの間かあ、そうだ  クロの口より、大きな

チヌ団子でやってみよう。

団子エサで、ブンと投げます、ミチイトがするすると走ります、道糸はそのまま

ぶんぶんとスピードを上げて一気に竿に来ました、来たあああああ!

竿を起こすと、一気にブン!ミチイト2号はぶっ飛んだ!(切れたということ)

次にミチイト3号にスタミナアップ、ハリスも2号にサイズアップ!さあ、来い!

満を持しての対抗手段である

「敵を恐れて、チヌは来ないかも?」なんて、すこし釣り人さん自信過剰ではあり

ませんこと?


果たして、、チヌは刃向かってきたのです。ガアン!よしっ!ミチイトを巻きに

かかるも、敵はそれに動じず、底へ、そこへ右へ、右へと少しも浮かせることが

できずじまいで、横の沈みに(底にある岩に潜り、張り付かれること)はいり、

微動だにしない巨チヌ、んんん、出て来るまで辛抱である、あの手、この手、

振動の手、放置の手、もう、することがありません。

いくら待っても動きそうにありません。強引に引っ張ってみますか。

ギリギリギリと3号ラインが悲鳴をあげて、プチンと切れました。

そう、前にチヌが抵抗できるように、ちゃんと沈み瀬がしつらえています。

 

この先にもぐりこんだチヌ・・さすがです!チヌの勝利!お見事!

こうして、2回も来てくれたのに、バラシ!です

ぼくは、修行がたりません。


後ろからの強風を利用して、アタリが見やすい棒ウキを使った世界一さん

棒ウキは、するするストンと、実に明快なウキの立ち、明快なアタリが売り

ですが、根かかりや、トラブルも多いウキである

わがクラブでは「世界一さん」と親しみを込めた呼び名の世界一さんは狙いも

デカい!なんと地球をかけた引き合いをしています。

おおお!おそろしい!折れそうな竿先3番をもちながら綱引きを演じています

地球:世界一に戦いは、行司さん曰く、ラインが切れて引き分けでした。

 

ビュン!と竿が折れんばかりに合わせるゴワスさんも、前の沈みに持ち込まれ

2匹を逃す。

世界一さんも同様に、掛けても取り込めない

結果、同じような釣果という結末をむかえます。

午後4時、三平丸が迎えにきました。

なんとか、やっつけたい佐世保の「取れないチヌ、きっと大きかったに相違

ないであろうチヌ」そんな宿題を残した釣りでした。

ボラロウマルちゃんも釣れました

 



 「振り返ってみました」

トントンとエンジンがかかります。するすると相浦港をすこし小平丸が走る

だけで、チヌがいる、釣れる、逃がす、また挑戦したい、そんな釣り場が点在

する、ここ魅力な釣り場です

ここで、釣りが戦いである=トーナメントが行われました。

釣りは楽しみである、というぼくらは、トーナメントとは一線を画して、三平丸

に乗りこみましたが。

「ナベサン」と金*名人、釣春秋の元社員さんがお声をかけていただき、親しく

釣り談義をかわしました。

また、これで何回目かの再会で、おおお!と今回のトーナメントのゲストとして

お見えになられた大知昭とも談笑することもできました。

「チヌ界の帝王」ともいわれ、今回も優勝されその実力をまざまざと見せつけて

いる、名人さん、さすがです。

ぼくに言わせると「泣く子も・・」になぞらえて「泣くチヌも黙る、大知名人」

ほんと、日本に「チヌを釣れせたらこの人あり」、ですねえ、

 振り返って、チヌという共通項で、みんな釣り好きな友達だってこと

そんなことを感じながら佐世保をあとにしました。

 

(右が大知名人さん、左がバラシ迷人さんです)