ぴよこ日和

いらっしゃいませ。
きたむーです。
お芝居、ライブ、お笑い大好きです。

シネマ歌舞伎 野田版研辰の討たれ

2008年04月10日 | 観た
‘芝居を映画館で観る’
このシステムも随分普及してきましたね。
ゲキ×シネもツアー2008としてこの秋に全国をまわるみたいですよ。
楽しみです。

シネマ歌舞伎は今回で2度目。
最初に観たのは野田版鼠小僧でしたが、生の舞台と比べても遜色ないほど臨場感があって楽しめました。

この野田版研辰の討たれは実際に観たお芝居なので、色々と思い出すことも多かろうと思いつつ観て来ました。


いやー、本当によく動きますよねー勘三郎さん。
感動です。
野田さんが乗り移ってるみたいですもんね。
そして良く喋る!
これまた野田さんが乗り移ってるみたいです。
このテンポはなかなか歌舞伎ではお目にかかれませんぜ。
染様、勘太郎君の目配せ兄弟もステキです。
映画館のスクリーンで観る染様のバッチリアイラインにうっとり
あぁ、目の極楽心の極楽

しかし・・・観ているとなんかちょっと違和感を覚えます。
ん?
こんなギャグやってたっけ?
あれ?ここのセリフ私が観た時のと違う?
これは私が観たものか?
いや、これは観てない、観てないよ!!

最後に出て来た字幕で解決しました。
このシネマ歌舞伎になった作品は2005年5月に再演されたものだったのでした。
私が歌舞伎座で観たのは2001年の8月の初演のもの。
そっかー再演版だったかー。
道理で観た事ないシーンがあったはずです。

それにしても、歌舞伎ってスゴイ。
所々あるある探検隊とか、じゃんがじゃんがのギャグが折込まれている他は何にも変わってない!
初演に出演されていた役者さんが全く同じ役で出演されていらっしゃるし、間とか立ち位置とかセリフの言い回しとか全く一緒!
勘三郎さんのアドリブか?と思わせるようなセリフもぜーんぜん変わってないので、キチンと決まったセリフになっているんでしょうね。
本当に小さな小さなお役の役者さん達まで1人たりとも変わってないんじゃないかしら?
4年ぶりの再演で、同じ役者を同じように使える力ってかなりのものだと思います。
これぞ歌舞伎の持つ底力ですね。

次回のシネマ歌舞伎は7月に「ふるあめりかに袖はぬらさじ」が予定されています。
絶対観に行かなくちゃ!

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