ぴよこ日和

いらっしゃいませ。
きたむーです。
お芝居、ライブ、お笑い大好きです。

シネマ歌舞伎 野田版鼠小僧

2006年08月12日 | 観た
楽しみにしていたシネマ歌舞伎 野田版鼠小僧を観て来ました。

上演されたのは今から3年前、平成15年の8月、歌舞伎座ででした。
ちょうどその頃、歌舞伎座から歩いて3分の新橋演舞場では、
染様主演の劇団☆新感線公演「阿修羅城の瞳」が上演されており、
お互いがお互いの公演ネタを入れ込むという、楽しいアドリブもあったと言う話を聞いて、
観に行けなかった我が身を恨んだりもしたものでした。

で、シネマ歌舞伎と言う形での今回の福岡での上演です。
最高に嬉しい事ですね。
ゲキ×シネといい、シネマ歌舞伎といい、こういう企画がどんどん増えてくる事を望みます。

                   
江戸のとある芝居小屋では、「鼠小僧」のお芝居が大人気の大当たりをとっている。
その芝居小屋の前の長屋に住む棺桶屋の三太(中村勘九郎)。
病人が通りかかると、「早く死ね、死ぬ前に棺桶を作っておけ」
老人が通りかかると、「お宅は小さいねえ、死ぬ前にもうちょっと太ってくれないと棺桶のあがりが少ない」
とにかく金が大好きで、始終「かねかねかねかね」言ってる。

そんな三太の兄、辺見勢左衛門(中村獅童)が死に、その遺産が善人と評判の興吉(中村橋之助)に渡ると聞いて黙っていられる筈がない三太。
なんとか金を取り戻そうと、一計を案じる事に・・・
                   

いやー、初っ端から笑った笑った。
とにかく笑い倒しました。
野田芝居特有の早い台詞回しに軽快な動き。
普通の歌舞伎では考えられない位のオーバーアクション。
「野田版研辰の討たれ」でもその存在感が頼もしかった福助さんと扇雀さんコンビに加え、
今回は孝太郎ちゃんのはじけっぷりがウケるー。
研辰ではあんまり存在感のなかった七之助君は、今回はすごい活躍!!
これホントに七之助君?って何度も思っちゃった。
勘太郎君ももちろん大張り切り。
江戸の平和を守る目明し役で頑張ってました。
三津五郎さん、弥十郎さんといったお馴染みの顔ぶれも拝めて嬉しかった!
1時間50分があっと言う間でした。

ホントはもう2、3回位観たい所です。
また、こんな企画あったら嬉しいなー。
18日まで福岡中洲大洋で上映中です。みなさんも是非一度、歌舞伎の楽しさに触れてみて下さい。

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