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警察庁は「生活道路」の法定速度を30㎞/hに制限の方針:境界部にスピード・バンプ設置を

2024-06-14 02:30:33 | 都市計画

 今まで、60㎞/hの指定だったと知り驚いた( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE241VP0U4A520C2000000/ )。実際上、「中央線がなく道幅の狭い『生活道路』」で速度が出せる訳がない。

 これから「生活道路」を30㎞/hに制限するのはヨーロッパでのZone30(  警視庁  https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/doro/zone30/about_zone30.html )にも合致する。

 特にヨーロッパではZone30の出入り口に( https://www.mlit.go.jp/road/road/traffic/sesaku/pdf/zone30_se01.pdf )おいて、盛り上りや段差などのSpeed Bump( https://en.wikipedia.org/wiki/Speed_bump )を設けている。これで自動車運転者に「気づき」を与える。また交差点などにも用いられ、通過交通の遮断やスピード低下につなげる例もある。我が国では自動車優先のためか設置が進まなかったが道路構造令( https://www.mlit.go.jp/common/001124105.pdf )の改正(2016年3月31日に制定し、同年4月1日から施行)となった。(バンプ試行時には「牛乳瓶が壊れる」など問題があったようだが、いまや牛乳瓶配達は希少だ)

 京都の洛中はZone20と更に速度制限が低いが、はるかに速い業務車両など多い。特に田の字地区では交差点にハンプの設置が通過交通の排除と、速度低下に効果があると思料する。

 道路に色のついた線を引くだけの交通管理では対応できない状況だ。また、引越しを含めた業務車両の駐停車が歩行やベビーカーの危険となっている。新築建物に車寄せや荷捌きの設置を義務付けるのも必要だ。特に、自転車で側道を走るとき、駐停車車両の迂回が危険だ。駐停車の場合、自転車道を歩道の外側に専用として開ける規制が欲しい。(ヨーロッパはこの方式だ)

 生活道路というなら、自動車が通りにくいのはしょうがない。特に高齢化と子供保護の時代への対応が欲しい


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