坂野直子の美術批評ダイアリー

美術ジャーナリスト坂野直子(ばんのなおこ)が展覧会、個展を実際に見て批評していきます。

プーシキン美術館展の延期のお知らせ

2011年03月23日 | 展覧会
東日本大地震による被災者の方々に心よりお見舞い申し上げます。
今、私は何ができるのか、フリーのアートライターとして、ほんの一部ですが、現在の美術の動向をお知らせしていくことが私の仕事であると感じています。
ブログをお休みしている間もアクセスしていただいている方々に感謝いたします。
予定していました近日中の報道内覧会やアートイベントなども中止になり、美術業界も体制を整えるまでにまだ時間がかかりそうです。
そんな中、4月2日から開催予定の「プーシキン美術館展」(横浜美術館)の延期のお知らせが広報局から入ってきました。
モスクワのプーシキン美術館が誇るフランス絵画コレクションの300年の歴史をたどる珠玉の作品群が展覧され、日本初公開作品が多く含まれることも特筆されます。18世紀のロココを代表するブーシェ、フランス革命後に活躍したアングル、ドラクロワへとたどり、19世紀近代絵画の扉を開くドガ、セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホ、そしてマティス、ピカソへと変遷をたどります。
掲載作品「ジャンヌ・サマリーの肖像」ルノワール作 1877年 若々しい女性のバラ色の微笑みがいやされます。

開幕時期はまだ未定ですが、中止になることはありませんので、前売り券をお持ちの方はそのままお待ちくださいませ。
私のブログでも日程の知らせが入り次第お知らせします。
巡回される2か所については、予定通り開催されます。

◆プーシキン美術館展 フランス絵画300年展/横浜美術館/未定~6月26日
 愛知県美術館/7月8日~9月4日 神戸市立博物館/9月17日~12月4日
 


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