坂野直子の美術批評ダイアリー

美術ジャーナリスト坂野直子(ばんのなおこ)が展覧会、個展を実際に見て批評していきます。

巨匠たちの英国水彩画展

2012年08月06日 | 展覧会
ロンドンオリンピックも後半戦となり、日本のメダルラッシュに元気をもらっています。
イギリスと言えば近代において優秀な水彩画家を多く輩出しました。印象派の先駆けとなったターナーはその代表と言えるでしょう。
掲載作品は、J.M.W.ターナー「ルツェルン湖の月明かり、彼方にリギ山を望む」1841年。
本展は、英国水彩画の世界屈指のコレクションを持つことで知られるマンチェスター大学ウイットワース美術館から約150点の作品が展覧されます。
水彩画を芸術表現の高い領域まで押し上げたウィリアム・ターナー、詩人画家のウィリアム・ブレイクとその影響から古代への美を追求したサミュエル・パーマー。その後結成されるラファエロ前派のエヴァレット・ミレイやバーン=ジョーンズまで、日本でも人気の高い画家の作品が一堂に並びます。

◆巨匠たちの英国水彩画展/開催中~9月24日・島根県立石見美術館
 10月20日~12月9日・Bunkamuraザ・ミュージアム


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