坂野直子の美術批評ダイアリー

美術ジャーナリスト坂野直子(ばんのなおこ)が展覧会、個展を実際に見て批評していきます。

グェッリーノ・トラモンティ展 陶器と絵画

2011年10月17日 | 展覧会
この「猫」(1980年)に代表されるように鮮烈で温かみのある色彩に惹かれてこの展覧会のご紹介です。
私も陶芸家、トラモンティ(1915-1992)は、初心者で、陶芸ならではの質感も魅力です。
陶都として有名なイタリアのファエンツァ出身で、モダニズム的な色彩のセンスが感じられます。
青と赤の対比を軸に幾何学的な構成も画家としての顔をもつ作家の本領が発揮されています。

◆グェッリーノ・トラモンティ展/開催中~11月13日/東京国立近代美術館・工芸館(竹橋)

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