坂野直子の美術批評ダイアリー

美術ジャーナリスト坂野直子(ばんのなおこ)が展覧会、個展を実際に見て批評していきます。

ドビュッシーー音楽と美術 印象派と象徴派のあいだで

2012年05月19日 | 展覧会
19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したフランスを代表する作曲家クロード・ドビュッシーの生誕150年を記念して、オルセー美術館とオランジュリー美術館の協力を得て共同開催される展覧会です。
ドビュッシーと言うと、「月の光」や「海」などがよく知られ、曲調のコンポジションの自在さは、革新的であり、印象派の接点を感じさせます。
ドビュッシーが生きた時代は、音楽や美術、文学がお互いに影響しあい、共同で作品をつくりあげる土壌が作り上げられましたが、ドビュッシーはとくに印象派やポスト印象派に高い関心を寄せていました。
本展は、ドビュッシーと印象派や象徴派、世紀末美術などの関係に焦点をあて、19世紀フランス美術の新たな魅力を探訪します。
ルノワールやマネ、マルセル・パシェのドビュッシーの肖像画なども展覧されます。

◆ドビュッシーー音楽と美術 印象派と象徴派のあいだで
  7月14日~10月14日/ブリヂストン美術館

最新の画像もっと見る

コメントを投稿