鉄の彫刻家、金沢健一氏は、初期には日本現代美術展などで、鉄柱を組み合わせた多様なインスタレーションで一躍前線に躍り出た。グリッド的に組み合わせた大掛かりではあるが、これまでの鉄のイメージを一変させる多面的な視覚の面白さを展開した。もう一つのライフワークとなっているのが「音のかけら」シリーズ、音響彫刻といわれるワークショップである。鉄の音叉やまさに鉄のかけらから響いてくる思いがけない音の軽やかさに、子どもたちが触れる機会をつくっている。この仕事も20年来となるが、パフォーマンスを取り入れたりとプログラミングを工夫しつつ、マニュアル化を進めている。昨年の夏は川越市美術館で実現した。今年も夏に、「音のかけら」パフォーミングが実践される予定だ。
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