漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

日本の政治家が大成する条件

2021年07月16日 | 歴史

アメリカでは教育の一環として、
「ディベート」の時間を設け、教室の学生を二つに分け論争させるそうです。

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【ディベート】 debate
 
 一定のテーマについて、
 賛否二つのグループに分かれて行われる討論。

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きのうかな、
キンコン西野さんのブログを読んでたらこんな記述があった。

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 昔、ロザンの菅さんと呑んでて、
 テーマは忘れましたが、ディベートをしていたんですね。

「こう思う」という菅さんの意見に対して、
「それだと、この部分の辻褄が合わなくないですか?」と僕が返して、

「いや、ここは、こういう・・・」という議論が白熱して、

 菅さんも僕も、これがメチャクチャ楽しいんです。

 だって自分の間違いを指摘されて、 
 それを改善していくんだから、確実に前に進んでるわけじゃないですか。

 でも、これをやっていたら、
 同席していた人達に「まぁまぁまぁ」と止められたんです。

「楽しい席だから、喧嘩をするな」と。(笑)

 菅さんも僕もビックリして、「いつ、喧嘩した?」となったんです。

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ブログはこのあと、

反対意見を「怒っている」としか捉えられないと、
「折角の成長のチャンスを逃すよ」と続きます。

確かに日本人って、
議論の仕方が下手ですよね。

議論と云うのは、
相手を説得することでもあるから議論が下手という事は、

「説明が下手」と云う事でもある。

昨今のコロナ下、
首相をはじめとする政治家の説明下手が目立ちます。

やってることはそれほど間違ってないのに、
「説明が下手で反発を買う」と云う場面を往々にして見かける。

私が思うにそもそも日本の政治家って、
「忖度」や「空気を読む」ことに長けた人が当選しているのではなかろうか。

それは稲作を主として生きて来た日本人の得意技でもある。

昔の米作りの農作業は、
ある季節に集中し、その時には一致団結して当たらねばならない。

そこで異論を言う者がいても、
それらを一々説得していては時期を逸する。

従って多少の不満があっても、
「ここはともかく」と、経験豊かな年配者に従う方が効率が良い。

そういう農耕生活が、日本で二千年以上も続いて来た結果、

日本の社会では、
気遣いができて思いやりのある人が指導者として立てられ続けた。

結果、現在でも政治家として成功しているのはそう云う人が多い。

最近の政治家の、
演説下手を見ていると、

長きにわたって続いて来た、
日本のそう云う風習が最近のコロナ禍と云う、

緊急事態では、
マイナスに作用してるのかなと、

テレビを見ながら思っている私メなのでありまするよ。

 

 


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