最近、小林武彦氏著、
「生物はなぜ死ぬのか」という本を電子書籍で買いましてね。
人生論みたいな本かと思って
読みだしたらこれが「生物の歴史」みたいな内容で、
地球上最初の生命体から進化して、
人間に到達するまでの事が書かれていました。
買ってからよく見たら、
著者は生物学者であり、
タイトルにも、
〈現代人のための生物学入門〉とあるから看板に偽りなし。
タイトルもロクに確かめず、早とちりして買った私が悪い。 (笑)
私の世代は生物学など、
生き物の分類や行動特性などを習うだけだったから初耳の事ばかり。
地球上に最初に現れた生命は、
バクテリア、要するにバイキンのようなものだったらしい。
それが徐々に進化して人間となるまでの軌跡は、
著者の表現によれば、
「25メートルプールに、
時計の部品をバラバラに投げ込み、
根気よくかき混ぜていたら、
製品の時計に組み上がってしまったような奇跡の連続の結果なのだそうだ。
今朝読んだ新聞によると、
ウィルスはそのバイキンの体内に寄生して増えるのだそうな。
バイキンの退治には抗生物質が有効だが、
ウィルスとなるとこの抗生物質が効かないのでもあるのだそうだ。
テレビや新聞で毎日のように、
「ウイルス」と云う文字や言葉を聞くが、その生態について私は驚くほど知らない。
最近は海坊主のような先生がやさしく教えてくれる
NHKの高校講座、「生物」の時間など見て、おもしろがったりしているのでありまするよ。