漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

家康とじゃが芋

2022年07月28日 | せけんばなし

先日の夕食に、
何の変哲もないじゃが芋の煮物が出てきましてね、

これが実にうまくて、
一口食べて分かりました、で、我が同居人ドノに訊いたんですよ、

「これ、静岡の馬鈴薯?」と。

テキもニヤリとして、
「言わなくても、やっぱり解るんやね」と顔を綻ばしておりました。

このじゃが芋、
初夏のころに出回る静岡県は三方原の馬鈴薯。

出回る期間が短いのと、
他の産地のじゃが芋より少し高いので並べる店が少ない。

だから、その美味しさのワリに、
世間には知られていないんですよね。

テレビのグルメ番組も、
じゃが芋の美味しさを表現する、なんてことは難しいらしく取り上げない。

おそらく消費者も
じゃが芋なんてみな同じと思ってる人も多かろうし、

澱粉たっぷり、ホクホクのじゃが芋があるなんてことを知らない。

三方原(みかたはら)と云うのは地名ですが、
歴史上は「三方ヶ原(みかたがはら)」としての方がよく知られてます。

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【三方ヶ原の戦い】

 元亀3年12月に、
 遠江国(今の静岡県)の三方ヶ原で起こった武田信玄と徳川家康の戦い。

 信長を討つべく上洛しようとする武田信玄軍を
 その途中、三方ヶ原で待ち構えた徳川家康軍が迎え撃ったが大敗した。

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この戦いの直後、信玄は陣中で病死し、
天下の覇権は織田から豊臣を経て徳川に転がり込むと云う

戦国の覇者たちの運命を操る分岐点けともなった戦いでもあります。

別に、うまいじゃが芋を食うに、必要ない知識ではありませんがね。 (笑)

 

 

 


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