漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

じんざい

2008年12月30日 | Weblog
きのう紹介したニュースで、もうひとつおかしかったのは、 「マクドナルドで行列する」と云う、 遊び半分のようなアルバイトを募集したのが、 世間に名を知られた「人材派遣」の会社であったこと。 私の知る限り、 「人材」とは、有能な人物を指すのであって、 徹夜で並んでサクラをつとめるような、ノンキな人種は含めない。 . . . 本文を読む

ハンバーガーにサクラ咲く

2008年12月29日 | Weblog
私には、ラーメン屋で行列すると云う人の気持ちが分からない。 ラーメンなんぞは、 腹が減った時、 目に付いた店に飛び込み、 スルスルと喰って、サッサと出てゆくべきもの、 と、まぁ、そう云う偏見があるからなんですが、 世の中には、けなげな人もあるもので、 巨大チェーンの売るような、ありふれた喰い物にも並ぶ、 . . . 本文を読む

風呂屋と豆腐屋

2008年12月28日 | Weblog
きのうの続き。 、、、小話の中、 米搗きの十介は越前から来た、となっているが、 江戸に多かった出稼ぎは信州(今の長野県)からの農民。 地理的に見ても、 もし日本海沿いから江戸に来るとしたら越後(今の新潟県)あたりだろう。 越前(今の福井県)では遠すぎる。 . . . 本文を読む

一炊の夢

2008年12月27日 | ものがたり
きのう紹介した小話は、 元禄三年発行の「鹿の子ばなし」にある 「俄分限(にわかぶげん)は一炊の夢」。 「分限」は金持ち、「俄分限」で成り金のこと。 「一炊の夢」は、粟を炊くほどのごく短い時間に見た夢、 江戸時代には持てはやされた話で、 中国の故事、「邯鄲(かんたん)の夢」をモチーフとする。 . . . 本文を読む

江戸小話

2008年12月26日 | テレビ 映画 演芸
「芝浜」と云う落語は、 かの有名な三遊亭円朝が作ったと云う説もあるが、今ひとつ定かでない。 江戸時代の小話に、その原型と思われる話もあるのだが、 芝浜が夫婦の物語であるのに対し、 こちらでは、出稼ぎの男の話となっていて、違うようでもある。 ただ、この小話をヒントに、 今の芝浜を創作した考えることはできよう。 . . . 本文を読む

本場東京の

2008年12月24日 | Weblog
「繁昌亭」と云うのは、 二年ほど前にできたばかり、関西では唯一、落語専門の寄席。 最近は全国各地に、 立派な大ホールがいくらでもあるが、 ここはごく小さなホールで、 学校の教室なら、三つぐらいの広さかな、 . . . 本文を読む

温泉気分で・・・

2008年12月23日 | Weblog
現在、テレビはお笑い番組花盛り、 寄席や演芸場で注目された芸人タレントが次々と登場しています。 しかし、彼らに与えられる時間はわずか、 先日のM-1、 漫才コンテストでも4分だったし、 最近では、わずか1分と云う番組が人気です。 . . . 本文を読む

夕べの漫才

2008年12月22日 | Weblog
昔に比べ、今は、 驚くほど地域格差がなくなりましたね。 例えば、私の子供のころ、 都会ではガスと水道の生活だったが、私の生まれた村では、 薪で米を炊き、井戸水を汲んで風呂を沸かすと云う暮らしだった。 当時はそれを当たり前と思っていたのですが、 今から思えば、同じ国とは思えぬほどの違いだった。 . . . 本文を読む

M-1と竜王戦と

2008年12月21日 | Weblog
今夜は「M-1グランプリ」ですね、 若手漫才の日本一決定戦。 あの若手たちの緊張感、 ピリピリした空気は大好きなんですけど、現在、私、外出準備中。(笑) ビデオ予約したので、 M-1の結果を知るのは、今夜遅くか、明日と云うことになります。 最近、「ダイアン」の漫才が、 かなり面白くなってるとは思うんですが、 出番がトップだと云うし、地味な漫才だから、勝てないだろうなぁ。 . . . 本文を読む

裸足で歩こっかナ

2008年12月20日 | 歴史
履物なんてものは相当古くからあるはずだとは思うが、 では、その起源はいつごろかとなると、コレが案外難しいらしい。 文字による記録として、最も古いのは、 かの有名な「魏志倭人伝」にあるのだそうです。 そこには「皆徒跣」とあり、「跣」は「はだし」だから、 当時の中国人は、倭人は皆、はだしで歩くと認識していたらしい。 処が、 それより時代を遡る登呂遺跡やなんかに、 田んぼで使ったと見られる木製の「下駄」が出て来るんだそうです。 . . . 本文を読む

紫式部も「そのジョーリ」

2008年12月19日 | 歴史
私の子供のころ、 草履(ぞうり)のことを、「ジョーリ」と云ったが、 成長するにつれ、そんな事は云わなくなったから、何となく幼児語のように思っていた。 歩き始めのみいちゃんが、 「赤い鼻緒のじょじょ履いて・・・」と云う歌もある事ですしね。 しかし、先日、 久し振りに田舎の友人と出会い、 その彼が、 トイレのスリッパを「ジョーリ」と云ったのを聞いて「アレ」と思った。 そう云えば、 昔、田舎では、大人でもそう云っていたような記憶が蘇ったからだ。 . . . 本文を読む

屁ともカスとも

2008年12月18日 | せけんばなし
ニュース記事が、 Yahoo!やgooに取り上げられる優先度は、 ひとえに 「見る人の興味をそそる度合い」にあるようだから、 重大事件の横に、 屁ともカスともつかぬような記事が平然と並ぶこともしばしば。 「自爆テロで死者何人」と云う記事があるかと思えば、 タレントの某が、 「靴下を履く」と云うのがニュースになって並んでいると云う按配。 . . . 本文を読む

ドーンと4億円

2008年12月17日 | スポーツ
「28歳で4億円」と云うのだから、 普通なら、宝くじが当たっても届かない金額。 庶民には夢のような話、 なにしろ、景気の悪い話ばかりが溢れている歳末ですからねぇ。 この際、 貰える人は、ドーンと貰えるだけ貰って、 その分、景気良く使って、世の中にカネを回してください。 . . . 本文を読む

浮き世のシガラミ振り捨てて

2008年12月16日 | せけんばなし
最近、 久し振りに合った知人と飲んだら、 「若い時、うるさい親から逃れるつもりで、  二年ほど自衛隊にいたことがあるが、  そのお陰で、今、毎月ニ万円ほど小遣いが貰えるんだ。」と嬉しそうでした。 昔で云えば、軍人恩給のようなものでしょうか。 知人の楽天的な性格に加えて、 酒のせいもあるのか、昔の自衛隊生活を懐かしむような口振りでした。 . . . 本文を読む