「前漢5代皇帝・文帝と母・薄氏の墳墓確認]と云うニュース。
前漢と云えば紀元前の話、
司馬遼太郎さんの小説「項羽と劉邦」の劉邦が創業した王朝です。
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中国の前漢(紀元前206~後8年)の第5代皇帝で
名君といわれた文帝とその母薄太后のものとされる墳墓が発見され、
調査の結果、
1000個以上の土偶と
3000個以上の金、銀、銅、鉄の装飾品や
彩色された陶俑、豪奢な馬車用具などが大量に発掘された。
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二千年以上も前となれば、
日本ではやっと稲作が始まったばかりの弥生時代。
そのころの遺跡ですからね、
出土品がどんな状態なのか分かりませんが、
「1000個以上の土偶と
3000個以上の金、銀、銅、鉄の装飾品」とあるだけで胸躍ります。
最近の中国と云えば、
軍事力の増強に熱心でそのうちにはアメリカを抜いて、
世界一の軍事大国になるのではないか、などと云う評判もありますが、
願わくば軍備などよりも、
遺跡調査なんかの文化事業に予算をつぎ込んでもらいたい。
軍事大国となって世界を見おろすより、
中国の偉大な歴史を発掘することこそが世界に尊敬される早道だと思うので。