漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

○イザナギ黄泉の国へ行くの巻

2014年02月21日 | ものがたり
きのうに続き【漫文・おもしろ古事記】 ○イザナギ黄泉の国へ行くの巻 さて愛しい妻を失ったイザナギ君は淋しくてたまらない。 もう一度妻に会いたいの思いがつのって黄泉(よみ)の国へ行くことにした。 ヨミの国は死者の国、闇の国です、 その真っ暗闇の中を進んで扉の前に立って呼びかけた。 「お~い、恋しい人よ、イザナミよ、 二人の国はまだ創り始めたばかり、 これからあなたの助けのいる時なんだから、ぜひとも帰って来ておくれよ」。 すると死んだはずのイザナミの声が聞こえて来た。 「くやしいわネェ。  あなたの来るのがチョッと遅かった。 わたしはもうこの国のものを食べてしまったの、 . . . 本文を読む

新選組のアイドル

2014年02月16日 | 歴史
母沢寛の 「歴史を書くつもりなどない。 ただ新選組についての巷説、漫談、あるいは史実を、 ごくこだわらない気持ちでまとめたに過ぎない。」 で始まる「新選組始末記」は、 維新戦争の勝利者である薩長政権の時代に築かれた、 「暴虐の徒」と云う新選組のイメージを一新した史談とも云うべき著作だが、 . . . 本文を読む

ザ、ナイフマン

2014年02月10日 | 
この本、とても恐ろしい話ですが、 ホラーでも作り話でもありません、実在した英国人医師の伝記です。 この人は「実験医学の父」などと呼ばれているそうで、 とても偉い人ですが、なにしろ麻酔の無い時代の外科医ですからね。 . . . 本文を読む