漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

縄文海進

2021年08月27日 | 歴史

きのうかな、
録画しておいた「ブラタモリ」を見たんですよ。

その日のロケ先は、
長野県の諏訪湖周辺で勇壮な御柱祭の様子などが映された後、

この辺りは太古のころ、
黒曜石の大産地であり遺跡も多いことが紹介されてました。

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【黒曜石】こくよう‐せき

 黒色でガラス光沢があり、化学組成は流紋岩質。
 割れ目は貝殻状を示し、破片が鋭いので石器の材料に使われた。

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実際に黒曜石を割った石包丁で、
肉を切る場面も映されてましたが刃物のような鋭い切れ味、

縄文人が重宝した意味が良く分かります。

その番組の中で「縄文海進」のことが出てきましてね。

縄文のころ海面が上昇し、
今の東京辺りは海だったと紹介されてました。

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 最終氷期と呼ばれる今から約1万年以上前の時代には、 
 北アメリカ大陸やヨーロッパ大陸の北部には

 現在の南極氷床の規模にも匹敵する
 厚さ数千メートルにも達する巨大な氷床が存在していた。 

 これらの氷床は、
 約1万9九千年前に最大に達し、

 それ以降急激に融解し、
 約7千年前までに、ほぼ融けきってしまったことがわかっている。

 この北半球の巨大な氷床の融解に伴って、
 約1万9千年前以降、氷床から遠く離れた場所では、 

 海面は年間で1~2cmという
 ものすごい速さをもって100メートル以上も上昇し、

  ちょうど約七千年前までには海面が一番高くなった。

 これが「縄文海進」の原因です。

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ま、「100mの上昇」と言っても、
それ以前の氷期のころは今よりずっと海面が低く、

北海道なんぞは大陸とつながってましたからね。

今の海水面から百m上昇した分けではない。 (笑)

最近は地球温暖化への論議が喧しいが、少し過熱化の感もある。

何万年と云う物差しで見れば、
地球と云う惑星は暖かくなったり凍ったりするもの。

そう考えれば、
少しは冷静に議論できるかもしれません。

 

 


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