はんかい・下の2

加賀の国に入りた辺りで 小猿、 「山中と云うは、湯治しに冬より春にかけ人多く集まる処なり、 　ここに宿りて、雪見したまえ」　と云う。 . . . 本文を読む

はんかい・下の1

大蔵、 敦賀、海沿いへの路を訊ねつつ、越路行く。 雪いささかなれど梢にかかり、 月明々と映えたれば、「夜道明るし」とて弾みを得、荒乳の関山越える。 . . . 本文を読む

書くと掻く

荻原朔太郎の詩に、 「扉を叩つくし」と云う文章があり、 これで、 「ドアをノックし」と読むようにと振り仮名がふってある。 つまり、 「扉」を「ドア」、「叩つく」で「ノック」と、訓読みさせようと云うのである。 . . . 本文を読む

はてな

きのう、日記を書き終えてから気がついた、 小沢一郎センセは、 なぜ、「偽装して献金した建設会社」に文句を云わないのだろうか、と。 . . . 本文を読む

一郎氏

きょうはイチローさんの話でなく一郎氏のはなし。 先日、民主党代表の小沢一郎氏は、 「第一秘書が起訴されても、代表を辞任しない」と . . . 本文を読む

はんかい・22

　(きのうの続き)。 「あしたも飯炊き、 　芋煮て御坊に供養申せ、 　一夜のあたいに黄色い金たまいしぞ」とて、親子してよろこぶ。 . . . 本文を読む

またまたＷＢＣ

きのうのＷＢＣは、 昼間の放送にも拘わらず、かなりの高視聴率だったようですね . . . 本文を読む

はんかい・21

　(きのうの続き)。 「御坊を泊めたり、 　供養の米炊きてさしあげるべし、お前は米洗え、我は飯炊かん」とて、 柴に火付け、炊きくゆらす支度しつつ、 . . . 本文を読む

はんかい・20

(きのうの続き)。。。。。 大蔵、 「心得たり」とて、まず上り込み、 囲炉裏(いろり)のそばに座り込み、 「これはあり難し、暖か、暖か」とて、手足をあぶる。 . . . 本文を読む

ＷＢＣ

強い勝ち方でしたねぇ、ＷＢＣ。 ９点取った打線もよくつないだが、 ４点取られたとは云え、投手陣が、力強かった。 先発の松坂が責任を果たしたあと、杉内が、持ち前のコントロールと、変化球の切れでピシャリ。 . . . 本文を読む

はんかい・19

きのうの続き。 門に入るより、 「おば御、いかにおわす」と声掛ければ、 おば出で来て、むら雲を見、 . . . 本文を読む

はんかい.18

大蔵、髪剃り落とされて、 「心よくなりたり」とよろこぶ。 老僧、擦り切れたる墨染めの衣を持ち出し、 大蔵に打ち着せんとすれども、大男の身に合わねば、手も通らず。 . . . 本文を読む

はんかい・17

道後の宿のあるじ、 大蔵らを見て、 「いづこの人よ」と問いたれば、 「四国八十八ヶ所巡りせんとて来たれど、 　いと寒ければ、二・三日、湯あびて . . . 本文を読む

はんかい・16

「さて、我が名は名乗れど、御ン名はまだ承らず」と云えば、 頭目こたえて、 「我が名は村雲、昔は相撲取りなり。 　さしたる罪でなけれども、 . . . 本文を読む

はんかい・15

「さすがに馬は踏み殺せぬか」と云いつつ、 大蔵が、力足して、 馬の腹強く踏めば、ひと声いななき叫んだまま死にたるべし。 . . . 本文を読む