漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

駿府時代

2021年09月19日 | 歴史

我が同居人ドノが、
今年の大河ドラマに限り、

珍しく「秋になっても」見てるので、
「今年のは面白くできてるの?」と聞いた処、

「ううん、主役の吉沢亮クンが好きだから」と云う返事。

その目はキラキラとして少女のようでありました。 (笑)

その「青天を衝け」、
NHKの宣伝ページによりますと今夜はこんな内容だそうです。

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 篤太夫(後の渋沢英一)は、
 駿府藩の勘定組頭を命じられるが水戸にいる昭武のことを思って辞退する。

 しかし、この命が慶喜の配慮であることを
 大久保一翁から聞かされ、駿府に残る決断をする。

 篤太夫はパリで学んだ知識を生かし、
 武士と商人が力を合わせて商いを営む「商法会所」を設立。

 駿府藩の財政改革に乗り出す。

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慶喜は江戸開城後、紆余曲折の後、
父祖の地、静岡は駿府藩で謹慎生活を送るのですが、

なにしろ賊軍の将とはいえ、元将軍さん、ですからネ、
むりにもと志願してついてきた家来やその家族の人数が多すぎる。

しかもこの人たちは皆、
元お武家さん、手に職がある分けではないから、

次第に日々の生活は悲惨なことに・・・となるが、

ここで経綸の才を発揮するのが、
篤太夫こと後の大実業家・渋沢栄一で、と云う話になるのでしょうね。

大河ドラマと云えば、
なんと云っても合戦シーンやが売り物、

せいぜいが政争であって、
経済政策が話のメインとなることは余りなかったような気がする。

幕末維新を描いた大河は過去にいくつもあるが、
慶喜のこの「駿府時代」の話が出てくるのも初めてではなかろうか。

そう云う意味ではちょっと気になる今夜の大河です。

  
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【経綸】けいりん 

 国家の秩序をととのえ治めること。

 

 


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