松本さんの松本だより

松本市民となって、15年目。
すっかり「地域の人」を名乗りつつ、松本の風景をお伝えしています。

ねがい

2011年03月18日 | 日記
組曲 虹がなければ~ねがい(3部合唱)

 海を 魚を抱いて 待ってて
 海の氷よ 解けずに 待ってて
 わたしに見せて欲しい その白さを その冷たさを
 その美しさを
 おねがい 解けないでいて

 1986年 あの春の日
 黒い雨が降ったあとに
 緑の草が生えたって本当ですか
 学校の教室があの日のままだって
 牛は相変わらずお乳をだすって 本当ですか
 机の上の教科書が開いたままだって
 ジャガイモが豊作だって
 写真の中の家族が笑っているって知っていますか
 黒い雨が降ったから
 わたしの子ども時代は 終わりました

 おねがい 消えないで
 あなたの上をはねる銀ギツネ
 あなたの下でうたう魚たちを
 この目で見たい 歩きたい
 おねがい わたしに見せて
 そう 流れた涙は
 まぶたに返らないもの
 返らないもの

 わたしたちは今 考えたい
 この地球はだれのもの
 この地球はだれのもの
 この青き光る星は だれのもの
 考えたい はじめたい
 今 戻ることを 進むことを


・・・・・・・

娘①6年生が音楽会でうたいました。

1986年チェルノブイリ原発事故のことです。
遠い国で起きたことだと他人事のように思っていました。
その後も各地でたくさんの原発が建設されてきました。
電気は必要。環境汚染の問題は?本当に安全なの?
いろいろ議論されてきたことでしょうけれど、難しくてよくわからない。
何も知らずに電気を使っていることが申しわけなくなってきます。
今よく考えたら、この歌は反原発を訴えている歌なのだろうか?
地球はだれのものかというよりも、
私たちが、この地球で、生きていくために考えなくてはいけないこと・・・


まずは、被害がこれ以上大きくなりませんように。

福島の原発事故に立ち向かっている関係者の方たちと周辺地域の方たちの無事を
お祈りしています。





 

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