海人の深深たる海底に向いてー深海の不思議ー

地球上の7割を占める海。海の大半は深海。深海生物、潜水調査船など素晴らしい深海の秘蔵画像を紹介。奇抜・奇妙な姿に驚愕!!

海辺で環境教育

2016年04月03日 | 日記
1. 太陽からの熱、光
さぁー海辺に出かけてみよう!海辺は太陽からの光をさえぎるものはなく、明るく輝いています。 太陽の光は地球に棲む生き物の全ての源となっています。地球から一億五千万キロ離れた太陽は、光とともに熱を与えてくれます。
2. 月の力
海辺を訪れたら、潮の満ち引きが体験できます。
では、なぜ潮の満ち引きが起きているのでしょうか? それは地球から38万キロも遠く離れた月の力によるものです。 月の引力は地球を引っ張り、あるいは振り回す遠芯力から海面が上がったり、下がったりしているのです。地球は自転しているので1日に2回づつ海面が上がったり、下がったりしているのです。

3.海との触れ合い
  海辺へ来たら、海つまり水に触れてみましょう。汲んできたこの水は海水
です。今日はきれいだったので指に付けて舐めてみましょう。どんな味がし
ましたか? 塩辛いですね。これが海水です。地球の水の97%が海の水で、
残り3%が淡水なんですがまた、その70%は北極や南極の氷や氷河で、川
や湖、地下水の水など私たちの生活に使えるのはわずか0.8%しかないんで
す。
私たちが恵みの雨と呼んでいる雨はどこから来るのでしょうか? 温か
い海水が蒸発して雲になり、その雲が雨を降らせています。日本は植物が
成長する春から初夏にかけて梅雨と呼ばれる雨の多いシーズンがあります。
 この梅雨が日本の緑を育てているのです。また、日本の豊かな緑は、哺乳
動物、鳥、爬虫類、両生類、昆虫をはじめ多くの生き物を育んでいるのです。

4. 大気との触れ合い
  海辺に来たら、大きく息を吸って下さい。海風が新鮮な空気を運んできます。大気は海面と触れることで二酸化炭素を海が吸収し、新鮮な空気となります。海には風によって波立っていますが、そこでは大気と海とが大きく触れ合っています。海は大気の60倍も二酸化炭素を吸収できるので、大気から二酸化炭素が海へ吸収されているのです。他にも大気の熱の多くが海へ吸収されています。

5. 黒潮の恵み
  日本列島を沖縄から関東まで沿うように流れている黒潮は、南から膨大
な熱を運んでいます。このために同じ緯度にある国と比較しても穏やかな
気候を保っているのは温かい黒潮のおかげなのです。 地球の赤道域は太
陽からの熱を受けて熱帯の環境ですが、こうして黒潮が赤道域の熱を北の
方へ大量の熱を運んでいて、海流が地球環境のバランスをとる役割をして
いるのです。
              山田 海人