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わたしの趣味&道楽  久保田 良雄 JA3MVS

ようこそ当ブログへ・・・ 令和7年3月10日

鉄道ファン

2019年08月01日 | 京都市営トロリーバス廃止50年



昭和44年9月30日に「京都市営トロリーバス」が廃止されて気付けば今年 令和元年9月30日で 早や50年になるのでUPする事にしたいと思います 日本で最初に「トロリーバス」が走ったのは 昭和3年8月1日「日本無軌道電車(株)」が「阪急宝塚線」当時の「旧花屋敷駅」から「新花屋敷温泉土地(株)」が経営する「遊園地」までの僅か1.3Kmの距離であり 営業期間は 昭和7年1月に休業・4月に廃止と云う3年余りの短い期間の営業であった その為不特定多数の為の交通機関と云うより「遊園地」利用者の送迎用的な乗り物であった 電力は「阪急」から DC(直流)600Vを供給して貰っていた (当時 阪急電車もDC600V)であった 現在は(DC1500V)である  写真は運行当時の「日本無軌道電車(株)」風景
         写真:小生保存      文責:小生      013ー001

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2019年08月01日 | 京都市営トロリーバス廃止50年



昭和7年4月1日 日本で最初の公共交通機関として「四条大宮」から「西大路四条」間の1.6kmの「京都市営トロリーバス」が開業した 「京都市」としては「市電」で継なぎたかったが 当時昭和初期の大恐慌の名残り・「国鉄山陰線」が四条通りの地上を走り・「京福電鉄嵐山本線」も横切り・地下には「新京阪」現「阪急」が潜り・「市電」を通すには道幅が狭い等々で 建設費も安い、工期も早い「トロリーバス」が採用される事になった 開通から約25年間このトロリーバスの寝座は 市電(壬生車庫)で肩身の狭い時代を過ごしていたが昭和33年12月に「梅津段町」まで延伸時トロリーバス専用の「梅津車庫」が設けられ 昭和37年5月「松尾橋」まで伸ばされ その僅か7年後の昭和44年9月に全廃されてしまった 写真上は昭和7年4月1日開業日の(四条大宮)の様子 写真下は廃止記念発行の乗車券
        写真:小生保存     文責:小生      013ー002

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2019年08月01日 | 京都市営トロリーバス廃止50年

写真は2形3号車で英国「エレクトリック社」製である 出力は1号車・2号車と同じ48kw歯車比には差がある 写真撮影日は祝祭日だったのか車両の屋根四隅に日の丸が差されているが「市電」にも紋日には日の丸が差され運行されていたのを思い出す 写真は「四条大宮」でUターン中の3号車
       写真:小生保存      文責:小生     013-005


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2019年08月01日 | 京都市営トロリーバス廃止50年

3形は この5号車と7号車があり 国産で 車体は「日本車輌」・電機回りは「三菱電機製」で この車輌は一般電車と同じ2個モーターで シリ・パラ制御方式となっていた 写真では判りにくいが トロリーから車体屋根までの摺動部分の電気抵抗ロスをカバーする為 ポールに沿って電気ケーブルが設置されている 尚 7号車については昭和14年デビュウであるが 何故か老朽化が激しく昭和25年頃廃車された為 写真が何故か残っていない
         写真:小生保存      文責:小生     013-007

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2019年08月01日 | 京都市営トロリーバス廃止50年

写真は戦後 100形が 戦前生まれの1桁車番 7輌の代替車として昭和27年から28年にかけて デビュウしてきた 当時としてはスマートなスタイルで ナニワ工機(現アルナ工機)製の車体で 足回りは(日野ディーゼル工業)製 モーターは(三菱電機)製の MBー1004-A形 75kw 1台であった 車番は 101号〜106号 の6輌である 写真は市電(壬生車庫)に留置中の100形105号車である
         写真:小生保存      文責:小生      013ー009

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2019年08月01日 | 京都市営トロリーバス廃止50年

100形6輌に続いて昭和30年に 201号車と202号車の2輌がデビュウした この200形は100形とメーカーは同じだが 2扉になりモーターが100kw 1個に増強されたのがこの200形である 写真はトロリーバス「梅津車庫」に留置中の 201号車である
         写真:小生保存       文責:小生     013-010

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2019年08月01日 | 京都市営トロリーバス廃止50年

写真は「京都市営トロリーバス」最後の新造形式「300形」で18輌投入された これは戦時中軍需工場(三菱重工・日新電機)等へ従業員輸送のため急遽 休止中の 市電「蹴上線」レール・引込み線レール・車庫内余剰線レール・その他寄せ集めの資材で 当時の学徒動員の学生達で開通させた 市電「梅津線」を昭和33年に廃止して「トロリーバス」を(松尾橋)まで延伸する為(計5.2km)増備デビュウした形式である 写真は「四条大宮」をUターンする(310号車)である 車体は「日野ディーゼル工業」「三菱日本重工業」の2社 モーターは「三菱電機」MBー1442ーN2形 100kw 1個で、力行時は 直巻モーターとして 減速制動時には分巻界磁により分巻発電機としての特性を発揮する構造車であった
      写真:小生保存      文責:小生     013-011

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2019年08月01日 | 京都市営トロリーバス廃止50年

写真は 市電「梅津線」廃止直前 既に「梅津段町」まで運行されていた「トロリーバス」200形で 「市電」514形 と並走風景で隔世の感を想う(四条通り)で珍しい1葉である
         写真:小生保存      文責:小生     013-012
 

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2019年08月01日 | 京都市営トロリーバス廃止50年

写真は昭和44年9月「トロリーバス」廃止後 最後の新車 300形318号車(昭和40年3月)にデビュウした車輌を「電気バス」(バッテリー方式)に試作改造された 元トロバス318号車であり「みどり号」と命名され暫く試運転されていた 写真は充電中の改造車であり(仮ナンバー)が付いているが姿を消してしまった 昭和7年4月1日開業〜昭和44年9月30日廃止で37年5ヶ月間に 一桁車番車輌:7輌 100形車両:6輌 200形車両:2輌 300形車両:18輌の合計33輌で運用されてきたが「市電」廃止時に比べ寂しく静かに京都の町から姿を消していった
        写真:小生保存     文責:小生      013-013