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わたしの趣味&道楽  久保田 良雄 JA3MVS

ようこそ当ブログへ・・・ 令和7年3月10日

鉄道ファン

2020年08月01日 | 京都市電叡山線へ乗り入れ

今回は「京都市電」が京福電鉄(当時)「叡山線」への乗り入れについてUPしたいと思います これは「京都市」の財政を助けるため 当時の京都市長「高山義三市長」が「市営競輪」の開始検討を始めた事からである 「京都府」は当時の「蜷川虎造知事」が既に「向日町競輪」が行われ 現在も経営は苦しいようだが続いている 小生は通勤で毎日競輪場前を通っていたが開催日は大変であった 外れ車券が周辺一帯道路に散らかり 負けた人達が隣の酒屋でコップ酒を煽り 初めは酒屋も儲かるから機嫌よく商いをしていたようだが後に開催日は店を閉め その隣の「消防署」もシャッターを下ろし出したが緊急時はどうするのか気にしていたのを思い出す さて話を戻し 実際に進めていくと色々問題が出てくるのである 問題が無いのは 架線電圧・軌道ゲージ・ポール集電 のみであり叡山電鉄は「地方鉄道法」 市電は「軌道法」と法的にも違い 当時の「運輸省鉄道監督局・大阪陸運局」に許可願いを提出したが(京都市の交通局幹部の頭はおかしくなった)と相手にされなかったが座り込み同然の交渉で特別認可が下りる事になった そこで早速「市電車両」を使い走行試験を実施するのであるが どうして「市電車両」を「叡山線」へ入線さすのか興味深々であった 昭和24年10月「市電」営業が終わった午前0時過ぎ(東山線 たかの)方面から薄暗い黄色っぽいヘットライトの車両がこちらに向かって走ってきて「百万遍」で折返し「叡電前」で停車 その叡電交差線路上に分厚い鉄板が敷かれ市電側レールからブースターケーブル2本が鉄板にワニぐちクリップで接続されていた すると市電車両を半ブレーキにし運転手は乗降ステップに降り右手で(マスコン)のon・offを繰り返し 鉄板上に脱線さし技術陣がバールでボギートラックを抉りながら方向転換し無事「叡電」「出町柳」方線路に入線させた 次は「叡電」側の変電容量不足で「京都市交通局変電所」から送電カバーし 「市電」東山線(叡山交差)南詰から「叡電」(元田中)東詰へ乗り入れ線路も設けられた いろいろ諸問題を解決して 12月13日関係当局の検査も無事すまし 昭和24年12月17日より乗り入れ運行を開始した 乗り入れ開始時「叡電」開業以来の駅名(山端駅  ヤマバナ)を(宝ヶ池駅)に改名され現在に至る 乗入れ時 京都駅から東山線経由 元田中 の1系統のみであったが 後に(百万遍交差)今出川線西詰より東山線北詰への渡り線が設けられ (四条大宮)千本線(千本今出川)今出川線(百万遍)東山線経由 元田中の2系統になった この乗り入れにより「京福電鉄(当時)」も「叡電」の京都市電線へ乗り入れの話もあり 「元田中」東山線(百万遍)今出川線(千本今出川)当時 今出川線はこゝまでゞあり こゝからは当時同じグループであった「嵐電」 ((北野)当時)まで徒歩で乗り継いで「嵐山」までと 同じく「元田中」東山線 「東山七条」七条線「内浜」 河原町線「京都駅」の2系統の乗り入れ構想があった しかし(バックゲージ)の違い等で「叡電」の市内乗り入れは実施されなかった バックゲージとは 鉄道が使用しているレールはT型レール 市電が使用しているレールは殆どU型レールのためで鉄道車輪のフランジが厚い・市内電車車輪フランジは薄いためである 写真は(加茂大橋)付近を走行する「京都市電」1000形1018号車である
         写真:小生保存           文責:小生          026-01


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2020年08月01日 | 京都市電叡山線へ乗り入れ

乗り入れ廃止後の「元田中」市電交差を通過中の「叡山電鉄」(八瀬行き)2連車輌   乗り入れ時代のレールは残っているが架線は撤去されている
        写真:小生保存         文責:小生         026-02


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2020年08月01日 | 京都市電叡山線へ乗り入れ

「叡山線」(修学院駅)を時間調整後 発車して行く 京都市電1000形1019号車 「宝ヶ池」行き
       写真:小生保存        文責:小生         026-07


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2020年08月01日 | 京都市電叡山線へ乗り入れ

「京都市電」1000形が「叡山線」を(宝ヶ池駅)向けポールコードに風に孕ませて快走する場面  「京都市電」車輌は京都市内を走行時は(パラフルノッチ)での走行は短いタイムで直ぐに(OFF)に戻される運転であるが 「叡山線」では長いタイムの(フルノッチ)でモーターもびっくり伸びのび走っているのが感じられる
          写真:小生保存        文責:小生        026-09


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2020年08月01日 | 京都市電叡山線へ乗り入れ

ポール集電時代の1000形(1024号車)で「京都駅終点」が まだ懐かしい(ループ線)時代の画像で 1000形が長尺のためオーバーハングで写真右側ボデー角が柵に当たりそうな風景である
         写真:小生保存        文責:小生        026-11


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2020年08月01日 | 京都市電叡山線へ乗り入れ

「京都市電」ポール集電時代の1000形1007号車が(京都駅前)終点ホームへ入線中のショットで 昭和27年まで 市電終点はループ方式だあった そのループ線が廃止され新しい終点ターミナルが建設された 写真では判りにくいが3線式のホームで当時市電のターミナルでは日本一と云われていた
        写真:小生保存         文責:小生       026-12


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2020年08月01日 | 京都市電叡山線へ乗り入れ

四条通り(四条西洞院)付近で「京都市電」1000形1028号車と「元京電のN電」車輌(狭軌北野線)14号車が離合するショット
         写真:小生保存        文責:小生        026-15