顔を見るとニャーニャーとずっと鳴きながらついてきたり、歩きながらでも独り言ニャーを言ったり、わりと「ずっと鳴いてるな」という印象のユキに比べて、つきは何も用がないときは本当に鳴きません。(その代わり、声をかけると離れていても聞こえるようなゴロゴロ大音量で近づいてきたりします(笑))
逆に言えば、つきは何か用事があるときに鳴きます。これは初めて我が家にやってきた赤ちゃんの時からそうなので、元々の環境で培ったもの、あるいは生まれつきの性格?なのでしょう。
これが非常にわかりやすく、本当に助かっています。
たとえば、遊んでほしいとき。私が他のことをしていて気づかないでいると、足元でポトン、と音がします。これはつきの合図で、ねずみさんとかボールとか、投げて遊ぶおもちゃを持ってきて足元にわざと音を立てるように落とすのです。それで私が気づいて「遊ぶ?」と言うと、しっぽぴーん!の大喜びで「にゃあ~ん」と鳴きながら、振り返り振り返りねこにゃん棒がしまってある棚まで行って背伸びして「ねこにゃん棒出して~」と鳴きます。
つきは投げるおもちゃで遊ぶのはあまり好みではなく、(私が相手できない時は使っているようですが)ねずみさんやボールは、棒を引っ掛けると危ないからと人間が使うとき以外はしまってあるねこにゃん棒の代わりに「おもちゃであそぼ」の合図のために、おなじおもちゃの仲間を持ってくるのです。
(親ばかですが、かしこい!)
それから、こういうこともありました。上にいたかと思ったら私がいる1階に下りてきて、にゃ~にゃ~と鳴き続けます。「どうしたの?」と立ち上がるとたたたっと階段のほうへ行って振り返り「にゃ~」。それを繰り返して・・・トイレのところまで行って、砂をかきかきしてまた戻ってきて「にゃ~」。
そうか、昼間私が出かけている間にトイレを使っていて、また使いたいけど掃除されてなかったから「掃除して~」のにゃ~だったのか、と分かって早速掃除してあげると、そそくさと入って用を足しました。
このように、つきは用があるときに明確に意思表示をしながら鳴いてくれるので、何がしてほしいのか、とてもわかりやすく、「コミュニケーション取れてるなー」と、また幸せな気持ちにしてくれます。
そういえば、ユキちゃんのように、私に話しかける以外で鳴くことがひとつだけありました。それは私がモタモタして、ごはんを用意するのが遅くて待ちかねたときです。
「おまたせ~」とお皿を置くと、「おそいわよー」と一声鳴いた後、ごはんにかぶりつきながら「ウンにゃウンにゃ・・・もぐにゃ・・・うるる・・・」と、食べながらしばらく鳴いていました。
文句言っていたんですね、きっと。ほんと分かりやすいです(^^;)