
『マイナス電位シールド スピーカーケーブル?! vol.1』の続きです。
マイナス電位シールドによって外来ノイズに影響されないスピーカーケーブルについて考えてみます。
念のため、JBL4344で普通に会話しているくらいの音量で聴いた場合も計算してみましょう。

1、普通に会話しているくらいの音量は60dBほどと言われています。
これは平均値ですので最大値はその10倍程度ありますので80dBになります。
2、JBL4344の能率は96dB/wです。
つまり、1wの電力を入力させると96dBの大きさの音になるということです。
3、80-96=-16dB=0.025倍 ですので 1w×0.025=0.025w必要です。
4、スピーカーのインピーダンスは8オームですので
V^2=P×R=0.025×8=0.2 V=(0.2)^0.5=0.45vとなります。
なんと、CDプレーヤーのラインアウト0.71vよりも小さな値になります。
ではなぜスピーカーケーブルはシールド等のノイズ対策がなされていないのでしょう?
その理由はインピーダンスにあります。
インピーダンスは低いほどノイズに影響されにくいのですが
スピーカーケーブルの場合、一番インピーダンスが高い真空管アンプでも4オーム程度なのに対して
ラインレベルのインピーダンスは470オーム程度はあります。
つまり(470/4)÷(0.71/0.45)=117.5/1.58=74
スピーカーケーブルは1/74くらいノイズに影響されにくいのです。
とはいうものの影響は全くゼロではありません。
ということで、マイナス電位シールド スピーカーケーブルの回路図です。

回路図を詳しく解説します・・・次回に続きます。
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9月
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