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ピンケーブルとシールドとアース  vol.7

2019-08-17 | オーディオ部品のうんちく

『ピンケーブルとシールドとアース  vol.6』の続きです。

欠点だらけのピンケーブルですが、なんとか使いこないしてみようという試みです。

前回、方向性のないシールド付きケーブルを試聴しました。

3曲の異なるジャンルの曲でチェックしましたが

共通していたのが次の2点です。

(1)細かな音が浮かび上がる

(2)音に広がりがでる

これらが電気的にはどのような変化だったを考えてみます。、

一般的に考えれば、

(1)はSN比が向上している

(2)はチャンネルセパレーションが向上しているということになりますが

SN比はともかく、ケーブルのシールドを変更してチャンネルセパレーションが向上するとは思えません。

音の広がりに影響するもうひとつの要素は外来ノイズです。

サウンドステージの再現は、オーディオ再生における最も難しい要素。

サウンドステージは左右の僅かな音量の差と、位相差によって再現します。

これらは外来ノイズによって大きく変化します。

これは(1)のSN比にも通じるものです。

これらの事象から考えることができるのは

『ピンケーブルは、外来ノイズが飛び込みにくくする構造を考えることで

より高音質化することができる』のではないかということです。

外来ノイズが飛び込みにくくする方法は色々と考えられます。

例えば、シールド部分の編組率を上げる方法です。

シールドは電線を編んで作りますので

金属パイプとは違い、小さな隙間ができてしまいます。

この隙間部分の面積が10%あれば、編組率は90%ということになります。

編組率を上げるために、網目を細かくしたり、2重シールドにしたりしますが

かかるコストの割にはそれほどは改善されません。

そこでもう一つの方法として直流電圧を・・・次回に続きます。



3日間の試聴室公開にご来場いただきありがとうございました!

たくさんのお客様にじっくり聴いていただくことができました。

ほとんどのお客様が音源をお持ちになり

聴きなれた音源でサウンドチェックをされていました。

また、長期のお休みがあるときに行いたと思います!



≪お知らせ1≫

求人サイトでおなじみの『マイナビ』が運営する

『マイナビおすすめナビ』というコンテンツがあります。

これは『エキスパート』と呼ばれるその道のプロがお勧めできる商品を紹介するのですが、

私もオーディオ機器のご紹介をしていくことになりました。

スピーカースタンドのおすすめ5選! 音響メーカーのCEOが選び方を解説

ぜひご覧ください。



≪お知らせ2≫

Ibuki4シリーズの発売にあったって2種のセットを発売します。



『はじめてのアナログプレーヤーセット』¥44800



『はじめてのHigh Quality Audio Set』¥39800




≪お知らせ3≫

当社試聴室(ログハウス)のオーディオ試聴とログハウス見学の混雑状況です。

8月
19日
10:00~12:00 ◎
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ◎

20日
10:00~12:00 ◎
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ◎

21日
10:00~12:00 ◎
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ×

◎すいています。ご連絡なしで試聴・見学OKです。

〇ご連絡なしで試聴・見学OKですが、念のためお出かけになる前にお電話でご連絡下さい。

×お電話(0584-51-6232)・お問い合わせフォームでお問い合わせください。

当社は土・日・祝日は休業ですが、試聴をご希望の方はお問い合わせフォームでご相談ください。


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