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4月1日に『超広帯域スピーカーセット』を発売しました。
このスピーカーを組み合わせたセットは以前からあったのですが、
超広帯域ならではの悩みもありました。
当社のモデルルーム（試聴室）はログハウスです。
天井はこんな感じになっています。
センターの一番高いところで2.5ｍですが、
端の方は1.9ｍしかありません。
一般的な住宅は2.2ｍ～2.4ｍですので
センターでは一般の住宅よりも高いのですが、
端はかなり低めです。
（ログをもう1段増やして13ｃｍ高くすることはできますが・・・）
センターで試聴すると問題ないのですが、
2.1ｍ以下のところで聴くと30Hz以下の低域が増強されて聴こえてしまいます。
イベントや勉強会で、端のほうに座られた方から
サブウーハーの音圧レベルが高すぎるのでは？・・・というご意見もいただきましたが
サブウーハーのバランスは
センターでちょうどよいように調整されているためこのようになってしまうのです。
３０Hz以下が出るスピーカーは少ないのであまり問題にはならないかもしれませんが
超広帯域スピーカーセットでは大問題です。
そこで考えたのはサブウーハーの角度です。
以前は床と平行に石が詰まった木製の箱の上に設置していました。
サブウーハーの前面を16度持ち上げてセッティングすることで
30Hz以下の増強が軽減するのではないかとおもい実験してみました。
実験の結果、部屋の端で試聴したときの３０Hz以下の増強が
かなり軽減されることがわかりました。
また、おまけとして、偶然
メインスピーカーのクアドラルAugentum570とのつながりも改善されたようで
音場（とくに奥行）が、ぐっーと深く再生できるようになりました。
そこで、サブウーハー用スタンドもセットに入れたうえで
従来よりも割引率を上げてさらにお得なセットとして発売することになりました。
天井が低いオーディオルームでサブウーハーを使用する場合は
角度をつけてセッティングするのは有効です。
本格的なスタンドでなくても
前側だけにインシュレーターをいれてみたりして実験してみてください。
次回に続きます。
≪4月4日の大垣市上石津町一之瀬大橋付近の桜≫
僅かに残るだけになりました。
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