『低音足りないっ! vol.1』の続きです。
1980年代の映画で4Kリマスターされた作品の低域について考えています。
ソースに合わせて低域を調整するためには
低域増強アダプターのようなものでは調整ができないので不向きです。
こういった用途にはバスブースター Cuculo-bassが最適です。
このモデルはプリアンプとパワーアンプ間、
または、DACとプリメインアンプ間に挿入し、
低域だけを連続可変で増強することが可能です。
使用方法は簡単で、
低域の増強を始める周波数を 50Hz 70Hz 100Hz 140Hzの中から選び、
増強量を 0dB ~ +10dB の間で連続可変で調整することができます。
今回は映画の低音を増強する目的ですので
パッシブアッテネーターとパワーアンプ間ではなく、
DACとパッシブアッテネーター間に使用しました。
その後、5本の映画を視聴し、
適切な低域の増強量を数値化しました。
(増強量はツマミがマックスのときを100として表現しました)
1983年 フラッシュダンス 周波数:140Hz 増強量:60
1984年 ストリート・オブ・ファイヤー 周波数:100Hz 増強量:90
1985年 バック・トゥ・ザ・フューチャー 周波数:70Hz 増強量:40
1985年 ランボー2 周波数:50Hz 増強量:40
1992年 ボディガード 周波数:100Hz 増強量:70
このように周波数、増強量ともに一定の法則があるということではなさそうです。
ランボー2以外は音楽で調整しました。
低域がしっかり伸びてより楽しく見ることができるようになりました。
ランボー2はヘリコプターの音やミサイルの発射音で調整してみました。
ひと昔前の映画ではありますが、大迫力で楽しめるようになりました。
この5つの作品は1980年代から90年代はじめのフイルムの時代のものです。
それではデジタル化された映画では低域の増強は必要なのでしょうか?
2010年以降の映画で試してみました・・・次回に続きます。
≪7月のイベント『youtubeで楽しむミュージック・ビデオ』≫
日時:7月17日(土) 10:30~12:00、13:30~15:00
7月18日(日) 10:30~12:00、13:30~15:00
(密を避けるための措置で、4回とも同じ内容です)
場所:岐阜県大垣市上石津町一之瀬1996番地 ムジカ試聴室(ログハウス)
今回のイベントは音質ほ比較や
高音質化のためのノウハウを伝授するものではありませんが
この日のために2年間蓄えてきた動画とノウハウを放出します。
入場無料、事前申し込みも必要ありません。
ぜひお越しください!!
≪試聴とログハウス見学予約状況≫
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