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電源ケーブルを入手しました vol.3

2017-03-31 | オーディオ部品のうんちく
『電源ケーブルを入手しました vol.2』の続きです。

2種類のまったく傾向の異なるケーブルを使用して

両方のケーブルの長所を引き出す実験です。

2つのケーブルを判りやすくするため名前をつけます。

クリアで現代的な音質のケーブルを『黒』とします。



鳴りっぷりが良く、低音たっぷりのケーブルを『赤』とします。



ケーブルは2ヶ所に使用します。

1ヶ所目はパワーアンプ(こちらを『パワー』とします)に、

2ヶ所目はCDが接続されたコンセント(こちらを『CD』とします)ボックスです。

(プリアンプはパッシブアッテネーターを使用したため電源がありません)

最初に『組み合わせA』で試聴しました。

『パワー』に『黒』、『CD』に『赤』の組み合わせです。

音質ですが、低音は締まっていますが、量感はイマイチです。

高音はクリアでスピード感もあり良い感じです。

次に、『組み合わせB』です。

『パワー』に『赤』、『CD』に『黒』の組み合わせです。

音質ですが、低域はたっぷりで、量感も増えたように感じられます。

高音は立ち上がりが良く、少しハイ上がりです。

低域も高域もバランスよく増えていますので不快ではありません。

『組み合わせA』と『組み合わせB』では

圧倒的に『組み合わせB』がお勧めです!

これは全てのCDとパワーアンプに言えることではなく

当社の試聴室で特定のCDとパワーアンプにおいての結果です。

ここにプリアンプが入ると組み合わせはさらに増えます。

面倒ではありますが、傾向の異なるケーブルを利用して

好みの音質に近づけていく方法は

音質改善の方法としては有効だと思います。

ケーブルには絶対的に良いケーブルというのは存在しません。

機器によってはパソコンの付属のようなケーブルが良い場合や

極細の低容量のケーブルが良い場合も十分あり得るのです。

オーディオ歴の長い方は箱一杯ケーブルという方も少なくありません。

それらをロジックに組み合わせて再度試聴してみると

意外に良い結果がでるかもしれません。


お知らせその1です。

ムジカスタイル 2017年 春号を印刷しました。

(ダウンロードはこちらから)






お知らせその2です。

4月9日(日)にお花見オーディオ教室を開催します。

今回のイベントは大垣市上石津町緑の村公園内の古民家で行われます。



ご来場をお待ちしています。

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