イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

準備

2012年12月19日 | イコン
祖母は関東大震災後、まだ二十歳過ぎだったのですが

日本画家として、被災者のために慈母観音をたくさん描いたそうです。

それは自分の絵の師匠の指示もあり
慈母観音を描くための絵具や道具は師匠から渡されて
師匠の手伝いとしてたくさん描いたそうです。

関東大震災でも子どもを亡くした親がたくさんいて
反対に親を亡くした子どもがたくさんいて

師匠たちはその方々のために自分たちのできる絵で
少しでもと描かれたそうです。

私はそれを聞かされていましたから
東北の震災で動くのは当たり前と思って用意してきました。

イコンは宗教画ですが、マリアとキリストは母と子の像です。

クリスチャンでなくても母と子の像を必要とされている方々は多いかもしれません。

約2年かけて様々な用意をしてきました。

しつこさが私の得意なことです。
鈍いけどしつこいのです。

へたくそだけど、あったかい母子像が描けたらいいなと思います。
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