虎に翼の脚本家は37歳だそうです。
それなら、戦争前後の暮らしや人々の考え方は
よくわかってなくて当然だなと思いました。
私、1962年生まれ61歳、
でさえ戦争は知らないんですから、
でも、生まれた当時を虎に翼で今していますが、
その当時のことならわかります。
優未が義姉のまどかを蹴り上げたことには驚くばかり。
裁判官の、しかもよい家で母と暮らす娘が
姉となった女性を足で蹴ったシーンには、
ありえないと思いました。
そう思われた私と同年代の方々は多かったと思う。
女性が足を使って、他人様を蹴り上げるなんて、
私でさえ、道の石を蹴って歩いていたら母に叱られました。
女性が何かを蹴るものではないという考えです。
父に言わせたら「人様を蹴ったりしたら、お前の足を切るぞ‼️」でした。
他人様を蹴るなんて、とんでもない時代です。
何事もなかったようにドラマは進行しています。
母親の寅子でさえ、
優未の蹴り上げに言及しない。
何⁉️
これ⁉️
本当にあの当時の裁判官⁉️と思いました。
そして、昨日放送の星家の家の作りに驚いた。
セットを作る人たちも若い方々なんでしょう。
星家は玄関の側に窓があり、そこが台所なんです。
玄関横なので、客人が台所を覗けるわけです。
北向き玄関なのかな?
昔の家の台所は必ず北向きです。
でも、あの豪邸で北向き玄関は考えられないです。
あれは、お勝手口なのでしょうか?
すごくよいお宅で雰囲気も私の母の実家の湯島、本郷会館に似ていたので
玄関横が台所⁉️え〜っ⁉️と理解できなかったんです。
やっぱり、今の30代40代の作るドラマだわ。
原爆裁判の被害者に美人を使うし、
きれいに、見た目は体裁よく書いているドラマだったなと思いました。
日本のドラマの衰退に、
美男美女を使い続けている、という理由があるそうです。
美男美女なら韓ドラみたいに吹っ切れて、別世界の人が演じている、になればいいけれど、
日本のは、中途半端で
こんなん、現実にはありえんよね、と思いながら見るうちに
つまらなくなって見るのを辞めてしまう。
その繰り返しです。
前にも何回か書いたんですが、
ドイツのホテルで見た刑事ドラマは
普通のお腹が出た中年おばさんが刑事で
家庭でも問題があり、
それでも仕事しなきゃならないくたびれたおばさんでした。
それが人気ドラマだというんです。
先日、動画を見てましたら、
ご主人がドイツ人の日本人女性が、
ドイツ人たちの人の好みは日本とは全く違うという話をしていました。
日本人は色が白いとか、顔が美しい人を好むけど、
ドイツ人は、どういう人か?と内面を見るそうです。
その考え方で日本人女性を奥様にしたそうです。
おそらく、ドイツの戦後教育が関係していて、
人の出自とか宗教とか関係なく、人を見なさいと教育された世代だと思います。
これは、日本でも教えられているはずなんですが、
まぁ、ミックスの増えてきたこれからの話でしょうね。
日本もやっとです。
(私は先祖にドイツ系ロシア人がいるので、ドイツはいつも気になっています。
その先祖の先はアイルランドだそうです。
16分の1です。)
虎に翼の脚本家は、昔の話を描きながら、
今現在と重ね合わせたかったのかもしれないですが、
当時の人の考え方や暮らしぶりの詰めが甘いな、と思いました。
SNSで放送後の解説、言い訳をしていたというのも有名になりました。
もう、終わりだし、あれでいいんでしょう。
でも、現実は違います。
放送されていることと真実は違う。
疑いを持ったら、自分で調べてください。
NHKでも、真実は放送していないんです。