イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

家族を守る

2023年03月25日 | イコン
在宅介護、老々介護で困るのは、
寝たきりや車椅子の要介護者の移動なんです。

母は今は在宅で訪問診察を受けていますが、
前のかかりつけ医は
「体調悪いなら、連れてくりゃいいが」と、いとも簡単に言う医者だったので、
「連れて行けないから、あんたに電話して相談しているのに、さっぱりわかってない医者だ」と思って、
そこで、以前から考えていた訪問診察専門の病院、自宅からも近いその名前を出して紹介しろと
食い下がり紹介を書けと言って書かせたんです。

前のかかりつけ医は、かなり高齢でしたし、
素早い対応が出来なかったので、このままだとまずいとは感じていましたから、
病院を変えるいいチャンスでした。
苦しがって動けない年寄りを、車で連れてくりゃ見てやると言う、すっとぼけた物言いで、これにまかせてたら殺されると思いました。
かなり、強くガンガン言って、緊急だから紹介状書けと言いましたよ。
紹介状の世界ですから。

そんな医者でしたが、体調が悪くない時や普通に診察はいいんです。
緊急時が動けない、そういう医者も人間だからいるんです。
緊急時には、医者頼りではなく、家族が判断しないと、あっという間に死にます。

コロナの時も訪問診療医はコロナをわかってないから、「まぁ、体調変化があったら連絡ください」って感じで何もなし。
頼りになったのは、保健所の電話でした。
コロナの様々な病状を知っている保健所の方ですから、
母の様子を話して、こういう状態になったら救急車呼びなさいとか、
アドバイスを細かくくれました。
5月から保健所も介入しなくなりますから、高齢者がコロナに感染したら、
病状の変化を時間と状態を細かく観察してメモしてください。
それを電話した医者に話したり、救急車の救命士に見せると対応が早いです。
コロナは10分単位で急変しますから、観察、メモで救命士や医者は
次はどうなるのかわかります。
どんな病気もそうですが、
時間、病状のメモ、必ずしてください。

そんな、緊急した状態が、既に16年、その前は息子の難聴の教育がありました、
かなりくたびれてますが、
セロトニンはまだ大丈夫、
私の人生プロジェクトの総仕上げがまだまだあります。

医者を頼りにしてたら、時間遅れという時代になりましたね。
私は救急車を呼ぶ度に救命士さんから「看護士だったんですか?」と言われます。
それは、母が聖路加出身で日野原先生のスパルタを受けた影響もあるかもしれません。
岡大の移植初期の先生からも「手先が器用だから、手術の看護士になって僕のサポートにつけ」とスカウト?された子ども時代もあります。

老々介護、子育てを
サバイバルするためには、医療や介護の知識は少しは必要ね。
毎日の医療ニュースもチェックしています。

聖ルカは医者と画家の守護聖人、
私は聖ルカの画家の方になったみたいです。
絵が描けるのは幸せな証拠だと思っています❣️


父が2015年に亡くなる前に、病室で描いた聖ルカ。
父の担当医と研修医に、それぞれ差し上げました。





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