イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

先生にほめられる

2022年04月27日 | 在宅介護
寝たきり母90歳の
訪問診療は月に2回です。

昨日、4月2回目の診察がありました。
この医師にお世話になり出したのは
2020年末です。
当時は、もう死も間近だろうということで、
父と同じく家で看取ろうと思って、
訪問診療をお願いしたのでした。
ところが、母は復活して、
昨日で、訪問診療は31回目となりました。

先生が
「この1年4ヶ月、
発熱が一度もないなんて、、、
今日の顔色も、すごくいい。
何を食べさせているんですか?」
と言われます。
ベテラン看護士さんも
「食べ物がよくなきゃ、こうはならない。素晴らしい」と言われます。

母は飲み込みが難しくなってきているので、
今は、全てミキサー食、流動食です。
家で作るものも全てミキサーにかけます。
施設と違うのは、
決まった時間に与えるのではなくて、
母の時間に合わせて、
毎日、3食食べさせています。
ですから、朝早くとか、夜遅くごはんの時間があります。

実は、私も自分の体調に合わせて食べていて、
欲しくない時は食べない生活ですが、
便秘にもならず、
その方が体調が楽です。
年を取ったら、自分の生活時間に合わせた方がいいように思います。
もちろん、施設や病院では、そうはいかないんですが。
家だからできます。

私は父もきれいに死なせて、
納棺師さんに
「納棺師を30年していますが、
こんな男前の方は初めてです。
きちんと看取られたことがわかります。」
と言われましたし、
母も最期まで、女性として
美しく死なせるつもりです。

日本の女性のご長寿さんが119歳で亡くなられて、
次はフランスの修道女が118歳なんだそうです。
うちの母もそうですが、
すでに、ひとりでは生きられないわけです。
介護する人がいなければ、生きていないわけですから、
本当の寿命は、ひとりで生きられる時間だと思います。

戦争で、2ヶ月前まで死ぬとは
考えもしなかった人々が亡くなったりしているわけですから、
介護は大変ですが、介護できるのは
幸せな証拠と思います。



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