イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

精神安定と三等分

2018年12月28日 | イコン
仏画をお寺の壁に描いていた祖母から母も聞いたそうですが、
仏様を描くと描いた人の精神状態が完成に向けて安定していくと。
私もずっと考えてみたのですが、仏様やイコンも、画像が丸いのです。
光背も丸をひたすら描く。
顎も肩も指先も円を意識する。
精神科の療法で、円を描かせる療法もあると聞きました。

始まりと終わり、死と再生を図像で表している仏画やイコンですから、
無限の円を描き続けると、
心が安定していくのだろうと思います。

海外のイコン画家に聞いても、
霊的?なことも起こりだすと言います。
足りない絵具が自然と与えられる、
画家を助けてくれる使徒を神様が遣わす、
描いたイコンが自分の行き先を導く、などなど。
霊的?かどうかはわかりませんが、
邪悪のない純粋さは、
人の顔や発言、行動に現れますから、
神様でなくてもわかる人はわかる。
助けてくれるまわりの人が出てくるんだろうと思います。

正教会では「イコンを生活の糧にしてはならない」と厳しく言われます。
昔のイコン画家アリンビーは、
教会に描くイコンの他、
イコンを売って得た収入は三等分し
「①困っている人々のために
②教会の維持のために
⓷次のイコンの画材代として使う」としたそうです。
今のチャリティーの起源だなぁと思いました。
次のイコンの画材代というところが画家を守ってます。

昔から言い続けられていることには理由があり、
絵の神様もいるんじゃないかと思っている不良のクリスチャンの私も、
イコンを生活の糧にはしないように心がけます。
(イコン画家ではないです。おばちゃんが描いているだけです)
生活の糧にしたイコン画家が、どうなるかも知りました。
昔の人の教えは正しいですね



白石孝子さんのイコン教室の生徒さんや
他の方々から
「イコンを生活の糧にしてはならないと
正教会は、ずっと言っているのに、
正統なイコン画家と宣伝して、
高額なイコン販売をしているのはなぜか?
あんな塗り絵のような、オリジナルでない絵を
白石ブランドとして販売しているのはなぜか?」
と問い合わせがありましたから、
柳井原ハリストス正教会の神父に問い合わせたところ
「白石孝子さんは生活の糧としてイコンを描いているのでしょう」
とのことでした。
神父の娘である白石孝子さんが
生活の糧として、イコンを描いているわけですから、説得力もない。
イコン教室は崩壊でした。
今、してるのかな?

私は柳井原ハリストス正教会の女は上がってはならないと言われている場所に
「神父が見てないんだからいいわよ。
私が許すんだから、上がっていいわよ」と
毎日新聞社のイコン教室の生徒に白石孝子さんが言った時、
「白石さんの実家の札幌の神父の家では、こういう教育だったんだな」と思いました。
信徒がどんどん減っていく理由がわかるじゃないですか。
神父の娘でさえ、信用できないわけですから。
言われた生徒さんが、上がらなくて、よかった!と今でも思います。
彼女には「絶対に上がらないで」と言いました。

イコンを生活の糧にしてはならない。
女が上がってはならないと言われている教会の場所には
絶対に上がってはならない。

不良のクリスチャンの私でも、守りますよ。

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花時計