原作:臼井儀人
脚本・監督:本郷みつる
声の出演:矢島晶子、宮本充、銀河万丈、堀江由衣
好きなんです、クレヨンしんちゃん。
子ども向けに見えて実はオトナ目線で作っているところが特に。
ちびっちょが3歳になった頃くらいから「しんちゃんの映画見に行こうよ~」
と何度も誘っているのですが、「コワそうだからイヤ」となかなかOKしてもらえず、
今回ついに「いいよ」と言ってもらえたので一緒に来ていただきました。
以下、ネタバレありの感想です。
***********************************************************************
のっけから、ナ○シカとポケ○ンを彷彿とさせる始まりで、笑いました。
後半クライマックス近くでは、これ、ラ○ュタでしょ?ってところも。
悪役のネーミングも明らかにポ○モンを意識してるし、
しんちゃん映画には珍しく、飛行機対飛行機の本格的な空中戦があって、
宮崎映画リスペクト?っていうところもある。
嫌いではなかったけど、ただ、パロディにするならもうちょっとやらないと、
ただのパクリと思っちゃう人もいるかもしれないな、と思った。
最近のしんちゃん映画は野原家全員で戦う、というのが多かったけど、
今回はラスボスとしんちゃんの一騎打ち。
その状況を作るため、いままで一緒に戦ってたみさえとひろしとひまわりが、
時間の流れをゆっくりにされて、事実上ぴたっと止まって動かなくなってしまう。
パンフレットによると、本郷監督は、「しんのすけの周りに味方がいっぱいいると
子供たちは怖くない。(中略)でも今回のしんのすけは1対1で敵と向き合わなければならない。
(中略)子供たちはこういうところに一番ドキンとすると思う」
と話してるんですが、どんぴしゃり、まさにその通り。
それまでですでにだいぶ怖くなってはいるけど何とか持ちこたえてたちびっちょ、
クライマックスでひろしとみさえがそのまま固まっちゃったとたん、
「ひぃーっ、コワいのぉぉ」と泣き声あげて私の膝に乗ってきましたからね。
あと、今回は日常の世界が知らぬ間に闇に浸食されていて、
いつもの家の窓から見える光景だと思っていたら、一枚めくるとまったくの
異世界が広がっていた、という展開だし、
クライマックスのラスボスとの対決シーンは、一見異世界の悪のアジトのようなのに、
魔法が解ければ実はそこは自宅の2階だった、という設定。
同じく監督の談話で、どこかに出かけていった先で冒険するのではなく、
「異世界が身近にあった方が子供たちはドキドキするんじゃないか」
と思ってこうした、とありましたが、これもまさにビンゴ。
ちびっちょ、映画が終わったときには
「おうちで戦ってたんだねー……」とため息混じりにしみじみ呟いてたし、
家に着いたときには、
「ホントのおうちには悪いヒト来ないよね?」とちょっと不安そうにしてた。
「ママもお父さんも戦うから大丈夫だよー」というと、
「だって、止まっちゃうしょ……」と。
怖いシーンの中には必ず笑うシーンも入れてあって、その脱力加減が私は好きなのに、
ちびっちょには笑いは通じず、ひたすら怖く、スリリングな展開だったようです。
そんなに恐がってないで、必ず最後にぐっと踏ん張ってとてつもない力を発揮するしんちゃんから
何かを学び取ってほしいのに(笑)。
いやでも、笑い事じゃなく、私がしんちゃんが好きな理由の一つはそこ。
肝が据わってんだもの。
一度はおたついたり「怖いよ~~」って言ったりするんだけど、
必ず最後には肚をくくるの。
もうダメだ!ってくじけそうになるんだけど、呪文みたいに
「おら、野原しんのすけ、5歳。野原しんのすけ、5歳!」って唱えて、
必死で自分を保って、踏みとどまるの。
男はこうでないと。漢は。
な、ちびっちょ。頑張ってくれ!
最後にしんちゃんは、すっごくいいこと言ってたよ。
「ウン、おら、なんとなく頑張る」
前向きだけど力入りすぎてなくて、周りも見る余裕がある感じ。
いいねぇ、なんとなく頑張る。
5月病のあなたもそうでない君も、みんなでなんとなく頑張ろう!!
脚本・監督:本郷みつる
声の出演:矢島晶子、宮本充、銀河万丈、堀江由衣
好きなんです、クレヨンしんちゃん。
子ども向けに見えて実はオトナ目線で作っているところが特に。
ちびっちょが3歳になった頃くらいから「しんちゃんの映画見に行こうよ~」
と何度も誘っているのですが、「コワそうだからイヤ」となかなかOKしてもらえず、
今回ついに「いいよ」と言ってもらえたので一緒に来ていただきました。
以下、ネタバレありの感想です。
***********************************************************************
のっけから、ナ○シカとポケ○ンを彷彿とさせる始まりで、笑いました。
後半クライマックス近くでは、これ、ラ○ュタでしょ?ってところも。
悪役のネーミングも明らかにポ○モンを意識してるし、
しんちゃん映画には珍しく、飛行機対飛行機の本格的な空中戦があって、
宮崎映画リスペクト?っていうところもある。
嫌いではなかったけど、ただ、パロディにするならもうちょっとやらないと、
ただのパクリと思っちゃう人もいるかもしれないな、と思った。
最近のしんちゃん映画は野原家全員で戦う、というのが多かったけど、
今回はラスボスとしんちゃんの一騎打ち。
その状況を作るため、いままで一緒に戦ってたみさえとひろしとひまわりが、
時間の流れをゆっくりにされて、事実上ぴたっと止まって動かなくなってしまう。
パンフレットによると、本郷監督は、「しんのすけの周りに味方がいっぱいいると
子供たちは怖くない。(中略)でも今回のしんのすけは1対1で敵と向き合わなければならない。
(中略)子供たちはこういうところに一番ドキンとすると思う」
と話してるんですが、どんぴしゃり、まさにその通り。
それまでですでにだいぶ怖くなってはいるけど何とか持ちこたえてたちびっちょ、
クライマックスでひろしとみさえがそのまま固まっちゃったとたん、
「ひぃーっ、コワいのぉぉ」と泣き声あげて私の膝に乗ってきましたからね。
あと、今回は日常の世界が知らぬ間に闇に浸食されていて、
いつもの家の窓から見える光景だと思っていたら、一枚めくるとまったくの
異世界が広がっていた、という展開だし、
クライマックスのラスボスとの対決シーンは、一見異世界の悪のアジトのようなのに、
魔法が解ければ実はそこは自宅の2階だった、という設定。
同じく監督の談話で、どこかに出かけていった先で冒険するのではなく、
「異世界が身近にあった方が子供たちはドキドキするんじゃないか」
と思ってこうした、とありましたが、これもまさにビンゴ。
ちびっちょ、映画が終わったときには
「おうちで戦ってたんだねー……」とため息混じりにしみじみ呟いてたし、
家に着いたときには、
「ホントのおうちには悪いヒト来ないよね?」とちょっと不安そうにしてた。
「ママもお父さんも戦うから大丈夫だよー」というと、
「だって、止まっちゃうしょ……」と。
怖いシーンの中には必ず笑うシーンも入れてあって、その脱力加減が私は好きなのに、
ちびっちょには笑いは通じず、ひたすら怖く、スリリングな展開だったようです。
そんなに恐がってないで、必ず最後にぐっと踏ん張ってとてつもない力を発揮するしんちゃんから
何かを学び取ってほしいのに(笑)。
いやでも、笑い事じゃなく、私がしんちゃんが好きな理由の一つはそこ。
肝が据わってんだもの。
一度はおたついたり「怖いよ~~」って言ったりするんだけど、
必ず最後には肚をくくるの。
もうダメだ!ってくじけそうになるんだけど、呪文みたいに
「おら、野原しんのすけ、5歳。野原しんのすけ、5歳!」って唱えて、
必死で自分を保って、踏みとどまるの。
男はこうでないと。漢は。
な、ちびっちょ。頑張ってくれ!
最後にしんちゃんは、すっごくいいこと言ってたよ。
「ウン、おら、なんとなく頑張る」
前向きだけど力入りすぎてなくて、周りも見る余裕がある感じ。
いいねぇ、なんとなく頑張る。
5月病のあなたもそうでない君も、みんなでなんとなく頑張ろう!!
好き、って大人多いけど、
そういうことだったんですなあ。
ちょっと興むよ。ちょっと(笑)
だよね。
あんまりがむしゃらに頑張っても空回りするもんね。
私もなんとなく頑張る!
俄然、なんとなく頑張るよ!
・・・なにこのパラドックス。
そしてウチの息子も恐がり王子です…疲れるよね、あれ(笑)
ウン、面白いよ、「くれしん」(笑)。
特に原作の漫画がね。
あーでもプー子さんはどうかな、けっこう下ネタ多いよ?
「ぞうさん」なんて上品な方よ?(ダジャレじゃないよ?)
今回の映画のタイトルの「金矛」、なんて読むか知ってる?
こういうところも私は好きなんですけどね。
バカ男子っぽくて。やっつん的で。
息子の恐がりはね、私は意外と好き(笑)。
「男だろーよー」と思うときもないではないけど、
目にいっぱい涙ためながらも画面に釘付けになってたり、
ついにこらえきれなくなって突然私にしがみついてきたり、
なんかかわいい。そして笑える
自分もそーとーなチキンなので気持ちわかるし。
鳥居みゆきさんをちゃんと見たことがありません。
コワい!!
なんだかここのとこバタバタして、忙しく落ち着かない日々です。
でも、思いっきりなんとなく頑張るよ!!
しんちゃん映画って、ちゃんとテーマがあるものなんですね。食わず嫌いはいけないですね。
しんちゃんって、あまり見たことがないのですが、たまに、チャンネルかえたら、やっていることがあって、そうなると、きっき&こっこは釘付けになります。
こっこちゃんは、<おしりプリプリ>のプロになってます。 すっごく笑えます (^-^
ちびっちょくんは、可愛いですね。
王子さま系!キラキラて感じです。
>しんちゃんも、しっかりと観ているんですねー。
んー、なんか、改めてそういわれるとちょっと恥ずかしいな(笑)。
毎週欠かさず見てるワケじゃないよ。
映画もテレビでやったときに見るだけよ。
原作漫画は、持ってるの3冊だけよ。(持ってるんだー)
しんちゃん映画を貫く基本テーマは「家族愛」です。
yuuhiちゃん、泣くよ。号泣よ。
作品によって出来不出来はあるから、アマゾンなどで評価を見てから、
いっぺんDVD借りてみてください。
ちなみに今回の「金矛」はそんなに出来のいい方ではなかったです。
こっこちゃんのおしりプリプリ、見たーい♪
千葉のTくん・Nちゃんブラザーズも得意技で、公園で披露してくれるそうよ