りん日記

ラーとか本とか映画とか。最近はJ-ROCKも。北海道の夏フェスふたつ、参加を絶賛迷い中。

’10年4月に読んだ本

2010-05-12 09:02:46 | 
みなさんいかがお過ごしですか?
寒いです! 北海道は寒いです!
連休中あたたかかったので、梅も桜もレンギョウもツツジもなんもかんも
いっせいに花開いたんですが、
連休明けたらぐぐっと冷え込み、そのまま気温が帰ってきません。
まぁ、その方が花が長持ちするらしいけど。
去年はいまごろ野菜や花を庭に植えてたけど、今年はする気にならないや。
寒いよぉ!




()に入れてあるのは再読した本です。

「羆撃ち KUMAUCHI」 久保俊治 著 小学館 09年4月刊

「めくらやなぎと眠る女」 村上春樹 著 新潮社 09年11月刊

「船に乗れ! 1 合奏と協奏」 藤谷治 著 JIVE 08年11月刊

「魂萌え!」上・下 桐野夏生 著 新潮文庫 06年12月刊 05年4月刊

「男の隠れ家を持ってみた」 北尾トロ 著 新潮文庫 08年6月刊

「貧乏同心御用帳」 柴田錬三郎 著 集英社文庫 81年10月刊 単行本

「ナニカアル」 桐野夏生 著 新潮社 10年2月刊

(「飢え」 群ようこ 著 角川文庫 00年4月刊 単行本98年4月刊)


分冊になっている本はいっぺんに買う習慣なんだけど、
「船に乗れ」は123の3部作。
いくら大評判の本でも、苦手な青春小説、
上下本ならまだしも3冊いっぺんはきつい、
ここは1だけ読んで様子見だ…
と思って1だけ買ったら案の定。
ニガテじゃあ~ キラキラまぶしい若者たちの話はニガテじゃあ~
続きを買う気がいたしません。
本当は全部読まないとその本の良さなんてわからないのに。
こういう爽やかなのがニガテって、やっぱりひねくれてるなぁ。

「ナニカアル」は読み応えがありました。
とてもよかった。
第二次世界大戦中、主だった作家たちが軍の要請により
マレー、ビルマ、ジャワ等の南方の戦地に赴き、
そこで見聞きしたことを記事にして新聞等に発表することで
国民の戦意高揚をはかる、
ということが行われていたことをみなさん知ってました?
私はこの本で始めて知りました。
井伏鱒二なんかも行ってたらしいよ。
宇野千代も要請されたけど、断ったんですって。
その作家たちの中に、当時「放浪記」で大ブレイクいていた林芙美子もいて、
昭和17年から18年にかけてジャワやボルネオに行っていたんだそうです。
その間に起きたことを「林芙美子の未発表の手記」という形で語ったのがこの本。
フィクションなんだけど、でも林芙美子本人が書いたとしか思えない。
真に迫った文章をこれでもかこれでもかとぶつけられて、
息を呑むような読書体験でした。
手塚緑敏という夫がありながら年下の新聞記者と恋をするという、
要するに不倫話なんだけど、もう熱いのよ。
このときにはもう四十になろうとする年齢なのに、すごい情熱なの。
それと同時に、書くことへの執着もメラメラ燃えるようで、すごいです。
でもなぜか ひかないんだな。
近くにいる人たちはだいぶひいてるみたいだけど、
読んでる方としてはとても引き込まれるんだな。
芙美子の火に当てられてこっちまでヒリヒリしてくるんだけど、
そのヒリヒリが快感なんだな。
桐野さんの筆力は本当に圧倒的です。
「放浪記」を読んでないんだよね~
読んでみようかな。

再読の「飢え」は、群ようこが林芙美子を題材に記したエッセイ。
思い出して引っ張り出してきた。
「ナニカアル」とはうってかわって冷静な筆致なのが、
たき火に当たって顔がほてったあとに食べるアイスみたいでこれまた心地よかった。
芙美子の生涯について思うところを、自分と比べたりしながらようこねーさんが
淡々と語ってくれます。




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10年3月に読んだ本

2010-04-12 16:45:56 | 
『老人賭博』 松尾 スズキ 著 文藝春秋 10年1月

『荒川アンダー ザ ブリッジ』9 中村 光 作 スクウェア・エニックス 09年9月

『算法少女』 遠藤 寛子 著 ちくま学芸文庫 06年8月(単行本73年10月)

『大奥』3・4・5 よしなが ふみ 作 白泉社 07年12月/08年12月/09年10月

『父を葬(おく)る』 高山 文彦 著 幻戯書房 09年7月

『奇跡のリンゴ -「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録』
   石川 拓治 著 NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班 監修 幻冬舎 08年7月


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10年2月に読んだ本

2010-04-12 16:18:03 | 
『チャンネルはそのまま!』2  佐々木 倫子 作 小学館 10年2月

『誰だってズルしたい!』 東海林 さだお 著 文春文庫 07年11月(単行本04年11月)

『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』 西寺 郷太 著 ビジネス社 09年9月

『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』 万城目 学 著 ちくまプリマー新書 10年1月
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2010年1月に読んだ本

2010-04-12 16:05:00 | 
『大奥』1・2 よしなが ふみ 作 白泉社 05年10月/06年12月

『中庭の出来事』 恩田 陸 著 新潮文庫 09年8月(単行本06年11月)


…1月も、何してたのかなぁ。 
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09年12月に読んだ本

2010-04-12 15:55:30 | 
『深夜食堂』2 安倍 夜郎 作  小学館  08年08月

12月…本、読まなかったなぁー! 何してたんだろ。
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09年11月に読んだ本

2009-12-09 21:32:43 | 


『高橋留美子劇場』3 高橋 留美子作 小学館 09年11月刊

『聖☆おにいさん』4 中村 光作 講談社 09年10月刊

『奇縁まんだら』 瀬戸内 寂聴著 日本経済新聞出版社 08年4月刊

『グッドデザインカンパニーの仕事』 水野 学著 誠文堂新光社 08年11月刊

『原始の骨』 アーロン・エルキンズ著 ハヤカワ文庫 09年9月刊

『ニッポン硬貨の謎』 北村 薫著 創元推理文庫 09年4月刊(単行本05年6月刊)

『きのう何食べた?』3 よしなが ふみ作 講談社 09年10月刊

『駅から5分』3 くらもち ふさこ作 集英社 09年11月刊

(『鈍い球音』 天藤 真著 創元推理文庫 95年6月刊(単行本71年12月刊))

(『覆面作家は二人いる』 北村 薫著 角川文庫 97年11月刊(単行本91年11月刊))

(『覆面作家の愛の歌』 北村 薫著 角川文庫 98年5月刊(単行本96年9月刊))

(『覆面作家の夢の家』 北村 薫著 角川文庫 99年10月刊(単行本97年1月刊))


()内は再読の本です。

『原始の骨』、「スケルトン探偵シリーズ」は第1作からずっと読んでるけど、
面白かったのは第4作目くらいまでで、あとはもう……
今回のもほんとにひどい。もう期待するのはやめよう。

『ニッポン硬貨の謎』は体裁としてはエラリー・クイーンのパスティーシュだけど、
実質はクイーン論。
著者の北村薫さんが卒論として書いた論文が元となっているそう。
これを読むと、クイーンを、特に中心に論じられてる『シャム双生児の謎』を読み返したくなるけど、
いま読むのやっぱりキツいんだよなー
で、代わりにというわけじゃないけど、北村さんの文章がもっと読みたくて
「覆面作家シリーズ」を読み返しました。
「円紫さんと私シリーズ」より好きだったりします。
キャラクターがぶっとんでる分、かえってすんなり読める。
「円紫さんと私シリーズ」の主人公の、
普通の女子大生のありえない「可憐さ」には逆にひいてしまう。
北村さんがデビューしたとき、性別不明の「覆面」でデビューしたため
この作者は男性か女性かとちょっとした話題になったそうだけど、
この主人公の造形は男性ならではで、女性だったらちょっと書かないキャラだと思います。

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09年10月に読んだ本

2009-11-10 04:05:52 | 
2009年10月にはこんな本を読みました。

   

青字の本は感想がこのブログ内にあります。
クリックしていただくとその感想に飛びます。

『夕暮れをすぎて』 スティーヴン・キング著 文春文庫 09年09月刊

『捨てるな、うまいタネ』 藤田雅矢著 WAVE出版 03年05月刊

『1Q84』BOOK1・2 村上春樹著 新潮社 09年05月刊

『第八森の子どもたち』 エルス・ペルフロム著 福音館文庫 07年05月刊

『ねにもつタイプ』 岸本佐知子著 筑摩書房 07年01月刊





『夕暮れをすぎて』はキングの最新刊。短編集。
ひさーーーしぶりにキング読んだけど、疲れた……
ねちっこい文章が、昔は「たまらーんっ(ワクワク)」だったけど、
いまは「うっぷ…胃にもたれる……」でした。
哀しいことよのぉ。。。

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謎を受け入れて大人になる

2009-10-27 21:15:02 | 
読了しました、村上春樹の最新作『1Q84』。

読み始めたばかりのときに、予想外にスリリングな展開で
ミステリやSFとしても読めそうな感じ、と書きましたが、
やはりミステリやSFといった、
ジャンルごとの枠組みで捉えられるような物語ではありませんでした。

主人公が二人いて、章ごとに交代で二人のそれぞれの視点でそれぞれのストーリーが語られる。
一人は20代後半の女性で、恋人や伴侶に暴力を働く男たちを専門に暗殺するという
裏の顔を持っている。
もう一人は同じ年頃の男性で、小説家志望の予備校教師。
女性はあることがきっかけで、最近自分が知らないうちに、
いままで生きていた世界とは別のパラレルワールドに
入り込んでいるのではないかという疑いを抱く。
一方、男性は、懇意にしている編集者から頼まれて、
ある16才の少女が書いた小説をリライトして新人賞に応募するという
詐欺まがいの行為を不本意ながらすることになる。

それぞれのストーリーがスリリングで個別でも面白い上に、
物語の最初のうちはまったく見えないこの二人の関係が徐々に明らかになってきて、
関連性がなさそうだった二つのストーリーもだんだんリンクしてくるところが
とても面白かった。読んでてドキドキした。

だけどね、それがメインじゃないんだよね。
そこ、じゃあないんだよね。
じゃあどこなんだ、といわれると、ネタバレせずに話すのは難しいんだけど。

ほかの多くの小説とはちがって、
私たちが暮らす現実世界の一部を切り取って物語っているのではなく、
どこかちがう銀河系の「春樹星」で起きている出来事を読んでいるみたいだった。
村上春樹の本の中にしかない世界。

だから、ふつうの解決はない。

美しき暗殺者を主人公にしたサスペンス小説なら、
難しい仕事を与えられたヒロインがいかにしてそれを成功させるか、
あるいは失敗して窮地に陥ったところからいかにして脱出するか、
そんなところが描かれる。

出版界を舞台にした詐欺事件を題材にとったミステリなら、
詐欺行為が暴かれて大事件に発展し、それに絡んだ殺人も起こったりして、
巻き込まれた主人公がいかにしてそれを解決するかといったところが描かれる。

それにパラレルワールドも絡んでいるなら、
パラレルワールドに入り込んでしまた理由が明らかにされて、
最終的には主人公が元の世界に戻るまでが描かれる。

『1Q84』には、そういうわかりやすい「解決」はない。

一連の出来事が起こる大本となっているある存在についても、
それがその世界に存在することはすでに前提として物語の中にあって、
その正体がなんなのか、なんのための存在なのか、
その存在はなんのためにこういう出来事を起こすのか、
一切語られないまま話は終わる。

だけど、それが「腑に落ちな」くないんだなー。
ああそうか、そういうことなんですね、そうですか……
って、すごく落ち着いた、深い気持ちで最後本を閉じることができるの。
結局わからないことだらけなんだけど、
お茶を濁された、謎だけ提示して解明されないまま終わられちゃった、
という不満は全くない。
これ以外の展開はありえない、これはこういうふうに終わるのが完璧な形、
って思えちゃう。

すごいなぁ。

決して「リアル」ではないんだよね。
リアルではないのに、遠くはない。
ぐぐっとこちらの心の中に迫ってくる。入り込んでくる。
現実にはいそうもない登場人物たちなのに、読んだあとも私の中で生きている。
息をして、存在してる。



外形的なことを言うと、文章がものすごく上手なので驚きました。
物語中に出てくるある小説を読んだときの主人公の感想が語られる中で、
その小説がどんなだったか描写されてる部分があります。
以下にその部分だけ抜粋します。

 「その文章は一見したところシンプルで無防備でありながら、
  細かく読んでいくと、かなり周到に計算され、
  整えられていることがわかった。
  書きすぎている部分はひとつもなかったが、それと同時に、
  必要なことはすべて書かれていた。
  形容的な表現は切り詰められているものの、
  描写は的確で色合いが豊かだった。
  そして何よりもその文章には優れた音調のようなものが感じられた。」

これ、そのまま『1Q84』の文章に言えることやないかい!と思いました。
すべての文節において最適な言葉が選ばれて最適な箇所にはめられて、
それが最適な長さで最適な語順で文章に組み立てられ、
その文章たちがまた最適な順番で組み合わされて段落をつくっている。
単語ひとつ、助詞ひとつ、別のものと代える余地が見当たらない。
精密に一分の隙もなく組み立てられた超精密器械を見ているよう。
リズムも整えられているから、読んでて心地いい。すいすい読める。
職人芸の極地です。
いままで読んだ中で一番「芸のある」文章だと思いました。


ものすごーく売れてる本ですから、逆になんとなく遠ざけたい人もいるかと思います。
(私がそうです。飛ぶように売れてるベストセラー本てなかなか手に取れません。)
だけど、これを遠ざけてたら損ですよ。
ブームが去ったらこっそり読んでみるかななんて思わずに、
ぜひ、いま! すぐ! 読んでみてください。
「謎を残す」「見る人にゆだねる」タイプの作品が苦手な人もいると思うけど
(私がそうです。きっちり全部解決して終わってよー!ってすぐ思っちゃう)、
「そういうのもアリかな」と思える作品があるとしたら、これです。
敬遠してたら損です。だまされたと思って読んでみてください。
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6~9月に読んだ本

2009-10-16 21:49:59 | 
もー、そういうことをしてたのすっかり忘れてた。
そういえば最近私はなぜ読んだ本を本棚に立てずにこうして積んでおくのだろう、
積んでおく理由が何かあったはずなのだ、何だっけ……あ。(ポン)
というわけなのです。

              

『さがしもの』 角田光代著 新潮文庫 08年11月刊(単行本05年刊)

『しろくまカフェ』 ヒガアロハ作 小学館 08年3月刊

『町でうわさの天狗の子』1 岩本ナオ作 小学館 07年12月刊

『トリップ』 角田光代著 光文社文庫 07年2月刊(単行本04年刊)

『凸凹デイズ』 山本幸久著 文春文庫 09年2月刊 (単行本05年刊)

『おでんの丸かじり』 東海林さだお著 文春文庫 09年6月刊(単行本06年刊)

『『私たちは繁殖している』うらばなし』 内田春菊著 文春文庫 09年7月刊

『カラマーゾフの兄弟』上 ドストエフスキー著 原卓也訳 新潮文庫 78年7月刊

『カラマーゾフの兄弟』1 ドストエフスキー著 亀山郁夫訳 光文社古典新訳文庫 06年9月刊

『さいえんす?』 東野圭吾著 角川文庫 05年12月刊(文庫オリジナル)

『この世界の片隅に』上 こうの史代作 双葉社 08年2月刊

『駅から5分』2 くらもちふさこ作 集英社 08年9月刊

『ときどき意味もなくずんずん歩く』 宮田珠己著 07年12月刊

『カラマーゾフの兄弟』2 ドストエフスキー著 亀山郁夫訳 光文社古典新訳文庫 06年11月刊

『図書館の神様』 瀬尾まいこ著 ちくま文庫 09年7月刊(単行本03年刊)

『週末のフール』 伊坂幸太郎著 集英社文庫 09年6月刊(単行本06年刊)

『あたしンち』15 けらえいこ作 メディアファクトリー 09年9月刊


4ヶ月で17冊かぁ。マンガをのぞいたら12冊。さらにエッセイものぞいたら8冊。
ひと月に2冊。少ない!!
カラマーゾフのぬかるみに足を取られているせいだと思います。
なかなかに難物です。新訳で読んでも一筋縄じゃいきません。
面白いか面白くないかでいったら、面白い。
だけど難物であることには変わりなく。
どんどん未読の本がたまるので、ちょっと片付けてからまた取りかかろうと思います。

いま、友人が貸してくれた『1Q84』を読み始めています。
村上春樹は、中学か高校のときに1冊か2冊読んで「わ…わからん!」ってなって以来
読まずギライしていました。
なのでこの『1Q84』、おそるおそるというか半信半疑というか話半分というか、
「世界の春樹」を読むにしてはそういうずいぶん失礼な態度で取りかかったのですが、
あらまぁなにこれ、面白い!
いま上巻の3分の1くらいまで読んだところなんだけど、
いまのところは全然難解じゃないし、ずいぶんとスリリングな展開。
ページターナーといってもいいくらい。
ミステリやSFとして読んでもよさそうな感じ。
話が進むとまたちがってくるのかもしれませんが、いまのところはそんな印象です。
へー、ふーん、村上春樹さんてこんな本を書く人ですか……
新鮮な読書体験させてもらってます。
ありがとう、友人。
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なごむねぇ~

2009-06-11 15:34:26 | 
かっ、かわいい本見つけちゃった……

『しろくまカフェ』 ヒガ アロハ作 小学館(フラワーコミックススペシャル) 08年03月刊


表紙。                        目次とキャラクター紹介。

       


ちょっとキャラクター紹介を引用するよ?

シロクマくん … 「しろくまカフェ」のマスター。マイペースでしっかり者。

グリズリーさん …シロクマくんの友人。とってもワイルドな性格。

パンダくん …「しろくまカフェ」の常連客。ちょっと面倒くさがり屋。

ペンギンさん …「しろくまカフェ」の常連客。世話焼きでちょっとせっかち。




ダジャレ好きのシロクマくんと常連客たちのほのぼのまったりな日常。

佐々木倫子の描く、写実的で、だから無表情で、だけどなぜか豊かな表情を感じさせちゃう動物の絵と、
玖保キリコ作『バケツでごはん』で描かれるニンゲンくさくて愛らしい動物たちと、
中村光作『聖☆おにいさん』の日常の中の小さな笑いを見過ごさずに拾っていくセンスが
好きな人におすすめです。

あ、ギャグ度は『聖☆おにいさん』よりかなり低めですけどね。

その分、もーーーーー、絵がかわいい!!

パンダくんがねー、お出かけするときにはパンダ顔のポシェット下げてくんだよー、
かーわいーーーーv
かわいすぎて笑えます。

普通にシロクマ好きとパンダ好きの方にもおすすめです。

巻末にはシロクマとパンダのペーパークラフトの型紙も載ってます。
これももーーーーかわいい!


キャラ設定や笑わせ方がちょっと平凡な感じもしますけどね。
でも許す。かわいいから許す。

「かーーーわーーーーいーーーーーいーーーーーvvv」
って身をよじってキャイキャイ言って癒されたい方はぜひ。


ああ、かわいかった。

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09年05月に読んだ本 (6/12 訂正あり)

2009-06-10 22:26:07 | 
『プリンセス・トヨトミ』 万城目 学著 文藝春秋 09年03月刊

『鴨川ホルモー』 万城目 学著 角川文庫 09年02月刊(単行本06年04月刊)

『なんとなくな日々』 川上 弘美著 新潮文庫 09年03月刊(単行本01年03月刊)

『20世紀少年』20~22巻 浦沢 直樹作 小学館 05年12月・06年04月・07年01月刊

『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』 金原 瑞人著 ポプラ文庫 09年02月刊(単行本05年刊)

『漂白の王の伝説』 ラウラ・ガジェゴ・ガルシア著 松下 直弘訳 偕成社 08年03月刊 

『正義で地球は救えない』 池田 清彦+養老 孟司著 新潮社 08年10月刊




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『プリンセス・トヨトミ』。
うーん……
1作目・2作目のトンデモぶりから比べると、ちょっと私は物足りなかった。
ストーリー展開としても、最後に失速しちゃった?
そのまま突っ走ってほしかったです。
たぶん個人的好みや事前の期待度が影響してます。


『漂白の王の伝説』はスペイン人の著者が書いた、
古代のアラビア半島を舞台にしたファンタジーです。
訳がちょっと残念だけど、そんなことすぐに気にならなくなるぐらい、
物語世界に引き込まれました。
キリスト教の世界観のしばりにまったくとらわれない、
新しい世界が目の前に開けたような気がした。
ちょっとうなっちゃいました。


『正義で地球は救えない』。
「地球温暖化をストップさせなきゃ、そのためにはエコだ、節約だ、
エコバッグだ、マイ箸だ、無洗米だ、プリウスに買い替えなくっちゃーーー」
っていういまの日本、なんっかおかしくない……?
って思ってるひとにお勧めです。
目からウロコがボロボロ落ちる。
ここに書いてあることが100%正しいと思いこむのも危険でしょうけど、
商業ベースに乗せられたエコ祭りになんの疑問も持たずに乗っかっちゃうのも
まずいと思うよーー


数ヶ月前に買った『カラマーゾフの兄弟』の新訳、やっと読み始めてます。
思ったよりキツくない。
だけどやっぱりキツい。
新訳ではあるけど、読みづらさを残してあるんです。
わざとなのかもしれない。
オーソン・ウェルズの「超訳」みたいになったらそれこそ読む気がしないので
そこはいいんだけど、ま、スルスル進むというわけにはいきませんなー
内容的には面白いかどうかまだわかりません。
3分冊の上がもうすぐ終わるのに、まだ面白いかどうかわからなくていいのかしら……



=09.06.12 訂正!=

『カラマーゾフの兄弟』、新訳を買って読み始めたとか書いてますが、
大きな勘違い!

確かに新訳が08年に「光文社古典新訳文庫」というところから出てるのですが、
私はそれを買うつもりでまちがえて従来訳の新潮文庫版を買ってました!

あーーーーすーーーーげーーーーまちがえたーーーーーー
もう上巻の8割を読んだのに。
新訳!っていうわりにずいぶん古臭い訳だな、わざとなのかしら、
英語じゃなくてロシア語だからかしら、なんて思いながら読んでたんですが……

バカみたい! じゃなくて、バカ!

もし、「『カラマーゾフの兄弟』、昔挑戦したけど挫折したなー、
新訳なら読めそうかなー」なんて思ってるひとがいらっしゃいましたら、
まちがえないでねー、
「光文社古典新訳文庫」です。訳者は亀山郁夫さんです。5分冊だそうです。

私はといえば、あれ?と思って確かめるついでに、
ネットに上がってる旧訳・新訳のレビューなどをつれづれ眺めていたら、
このあとどれ版を読めばいいか迷い始めてきちゃった……





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3月・4月に読んだ本

2009-05-11 23:03:12 | 
をアップしていなかったことを思い出しました。

あと何を忘れてるんだろう……
コワい。思い出すのがコワい。
いまのとこどーでもいーことばかりだからいいけど。



わ!びっくりだ!
2ヶ月間で読んだ本、こんだけ?
あ、あと3冊、友人から借りてよんでもう返しちゃったのもあるけど、
にしてもこんだけ!?
おそろしーわー、ラーメンズ。
(ひとのせいにできることはなるべくしていこう。そうしよう。)

()に入れてあるのは再読本です。


『おそろし』 宮部みゆき著 角川書店 08年7月刊

『海馬が耳から駆けてゆく・1』 菅野彰著 新書館ウィングス文庫 00年9月刊(単行本98年刊)

『パーマネント野バラ』 西原理恵子著 新潮文庫 09年3月刊

『西の善き魔女1 セラフィールドの少女』 萩原規子著 中公文庫

『西の善き魔女2 秘密の花園』 萩原規子著 中公文庫

『西の善き魔女3 薔薇の名前』 萩原規子著 中公文庫

(『マツタケの丸かじり』 東海林さだお著 文春文庫 01年1月刊(単行本95年12月刊))



『海馬が耳から駆けてゆく』はネッ友さんであるふわさんに
先月大阪で初対面したときにいただいた本。
BL系の小説とエッセイで活躍中の著者の初エッセイ集。(だよね?)
ネット上某所での、そこの主人と村野とのやりとりが、この作品を彷彿とさせるから、
ということで選んでくださったとのこと。(たしかそんなようなことだっと。。。)
えっと……えっと……それは……アホっぽい点で、ということでよろしいですか、ふわさん?
あ、いいです、お返事はけっこうです(笑)。
どれも面白かったけど、特にお母さんと弟さんの家族ネタが最高でした。
ありがとうございました!
コメント (3)

09年02月に読んだ本

2009-03-03 20:51:49 | 
2月に読んだ本のリストです。
()に入れてあるのは再読の本。


『ブレイブ・ストーリー(上・中・下)』 宮部 みゆき著 角川文庫 06年5月刊(単行本03年3月刊)

『赤めだか』 立川 談春著 扶桑社 08年4月刊

『チャンネルはそのまま!【HHTV北海道★テレビ】』 佐々木 倫子作 小学館 09年2月刊

『金魚屋古書店(1)』 芳崎 せいむ作 小学館 05年2月刊


(『ブタの丸かじり』 東海林 さだお著 文春文庫 00年9月刊(単行本95年1月刊))


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『赤めだか』、これが処女作とは信じられないくらい文章が見事。
堂に入ってる。
本書では自分が真打ちになるまでの修業時代を、
師匠である談志や兄弟弟子との交流を軸につづっているんだけど、
この人の小説も読んでみたいなぁ。


『ブレイブ・ストーリー』は、作者がこの作品で何をしたかったのかよくわからなかった。
RPG仕立てにしたのも、そのわりに導入部がやたら長くて重いのも、
何か意図があってのことだとは思うんだけど、それ、成功したのかなぁ。
釈然としない思いが残りました。



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09年01月に読んだ本

2009-02-13 14:12:34 | 
読んだけど特にレビューを書かないということがけっこうあるので、
記録のために、読んだ本は題名だけでも書いておくことにします。
レビューをアップした本はリンクを貼っておきます。


では、2009年1月に読んだ本。



『俳優になる 06-07』 演劇ぶっく社 06年8月刊

のぼうの城』 和田 竜著 小学館 07年12月刊

『日暮らし』(上・中・下) 宮部 みゆき著 講談社文庫 08年11月刊(単行本04年12月刊)

『ニシノユキヒコの恋と冒険』 川上 弘美著 新潮文庫 06年8月刊(単行本03年11月刊)

『破天 インド仏教徒の頂点に立つ日本人』 山際 素男著 光文社新書 08年10月刊

『まほろ駅前多田便利軒』 三浦 しをん著 文春文庫 09年1月刊(単行本06年3月刊)

『ジャージの二人』 長嶋 有著 集英社文庫 07年1月刊(単行本03年12月刊)

『深夜食堂(1)』 安部 夜郎作 小学館 07年12月刊

『ガラスの仮面(43)』 美内 すずえ作 白泉社 09年1月刊

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小説『のぼうの城』

2009-01-23 11:30:07 | 


『のぼうの城』 和田 竜著 小学館 初版発行2007年12月


去年ずいぶんたくさんの人に読まれたという歴史エンターテインメント小説です。
第139回(平成20年上半期)直木賞の候補作にもなりました。

いきなり余談ですけど、直木賞と芥川賞の選考って、毎年上期と下期の2回あるって知ってました?
私、この本が第何回の候補作だったかいまネットで調べたときに、初めてそのこと知りました。
年1回だと思いこんでた……
軽くショック。
これでよく自分のことを本好きだなんて言えたものだ。


そんなくだらないことはさておき、『のぼうの城』、感想です。


すーごく面白い!!と評判なので、けっこう期待して読み始めました。

……うーん、でも、そんなにみんなほめるほどかなぁ……っていうのが読後の正直な気持ちです。

天下統一を目指す秀吉の命で、
現在の埼玉県に位置した成田氏の忍城(おしじょう)を攻めることになった石田三成と、
その三成の2万人の軍勢にたった千人で立ち向かった成田家の城主と家臣たちの
戦いの様子を描いた話、なんですけどね。

戦争が始まってからは、確かにまぁまぁ面白かった。
数で圧倒的に不利な忍城側が、いかにして三成の2万の軍勢を迎え撃ったか、
その戦の様子を描いた部分は面白い。

忍城側は大将の城代・成田長親を初めとした重臣たちが軒並み個性的で、それも面白い。
絶世の美女だけどとんでもなく気が強くてツンデレの見本みたいなお姫様が出てくるのも楽しい。

だけど、文章にどうにも魅力がないんだよね~

リズムが悪いし、テンポも悪い。
言い回しが陳腐で描写もいまひとつ。
せっかく魅力あるキャラクターと魅力ある筋立てが用意できてるのに、
筆力がそれに伴ってなくて、その魅力を全然表現できてない。

司馬遼太郎ふうに、時折史実の説明が挟み込まれているんだけど、
司馬遼太郎の場合は物語に厚みを持たせる効果になっているけど、
この本の場合は文章に溶けこんでないからそこだけ浮いて、ジャマに感じる。

文章の流れが悪いからスルスルと読み進めることができなくて、
しばらくなかなか本の世界に入れなくてもどかしかった。

キャラクターが個性的で魅力があるとは言ったけど、
描き切れていないから、その個性がただ大げさなだけの薄っぺらなものに感じる。
悪い意味で劇画的、といおうか。


もともとは戯曲として書かれた作品で、2003年に脚本界の大きな新人賞である
「城戸賞」を受賞したんですって。
あー確かに、舞台化したら面白いかもしれない。
あと、漫画の原作としてはいいかもしれない。

……と思ったら、去年からビッグコミックスピリッツで花咲アキラさんが
連載してるんですね。
なーんだそっかー、そっかー。
ウィキには『映画化を前提として小説化された』とあったんだけど、
その映画化の話は進んでいるのかな。
でももともと脚本だったものを『映画化を前提として小説化』って、意味わかんない……


同じ舞台設定とキャラクターで、
故・隆慶一郎さんが書いたらとんでもなく面白い小説になったんじゃないかなぁ……
言っても詮無いことですが。
惜しいなぁ……
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