楽しく愉快な人生を

ー いつも模索しながら ー

フェスティバル・ホールの改装こけら落としに

2013年04月21日 | 日記

21日(日)は、大阪のお天気はまずまずの好天でしたが、寒い寒い気温でした。3月中旬に戻った感じでした。コートを着ている人も見えました。

数か月前に予約した「フェスティバルホール」のこけら落としに出かけました。ネット販売の予約ができた野村万作・萬斎中心の狂言舞台でした。この一週間はクラシック音楽、オペラなどが披露されていますが、いずれも申込み殺到で予約ができませんでした。予約できたのは野村親子が中心の狂言でした。こけら落としの祝祭大狂言会というに相応しい楽しい狂言でした。フェスティバル・タワーは36階建てで色々な会社や店が入りました。その4階から上3階くらいをフェスティバルホールが占めていることになります。正面階段は絨毯で覆われ(上写真)、横には、ちゃんとエスカレーターもありました。狂言舞台は特設され(下の写真左)たもので、何カ所にも出演出口を作っていました。見せてもらった番組は、木六駄ーきろくだ と 茸ーくさびら でした。前者が雪の中お使いに出た太郎冠者が寒さで荷物の酒を盗んで吞んで酔ってしまう大昔の喜劇、後者が家の周囲に嫌がる茸が沢山出来るため 山伏に忌避祈願を依頼し拝んでもらうが失敗するおどけ、になっていました。狂言舞台の後、英国留学体験がある萬斎の独演で「ボレロ」が披露されました。関西初披露というふれ込みでした。有名なモーリス ラヴェルの曲を背景に独演していました。後に行くほど徐々に音量が上がる例の曲です。私は、狂言の番組には保守的です。こういう伝統芸能の世界は、何があっても日本伝統の美しさを表すべきだと思っています。西欧音楽などを背景に黒の柄帽子に白装束で狂言(和式)の恰好で踊るのは和洋折中もいいところで伝統を汚すものだと感じました。女性の多い観客席からは、ボレロが終わって盛んな拍手がありましたが、私は苦々しい感じを持ちました。狂言は狂言で正当に伝承していってほしいものです。

 

            特設狂言舞台                     フェスティバルタワー全景


最新の画像もっと見る

コメントを投稿