
司法の塔の「オオカミの間」では、ゾロ・そげキング VS カク・ジャブラの戦いとなっていた。
だが、カクとジャブラは相性が悪いらしく、オオカミ人間のジャブラは、カクのキリン人間に笑い転げていた。
だがその時、キリン人間のカクがさらなる変化を見せた。
【変形・・・・人獣型!!】

だが、そのカクカクと四角張ったキリンに、ゾロは思わず「カッコ悪っ!!!」と口走ってしまい、己の発言の浅さを恥じて反省した。
そげキングは海楼石の手錠を見つけ、【悪魔の実の能力者】である『CP9』の動きを封じようと手錠を投げたが、キリン人間の変身に笑ってしまって手元が狂い、ゾロの手に手錠を投げてはめてしまった。
そげキングは、ゾロに不覚にも笑ってしまって失敗した事を謝った。
皆にバカにされて怒ったキリンのカクは、キリンのその長いリーチをフルに使って【嵐脚・周断(あまねだち)】を繰り出すと、司法の塔そのものが真っ二つに斬れ、上層階がいまにもずり落ちそうになった。
塔をも切断するこの【嵐脚】に当たったなら、ひとたまりもない。

嵐脚の騒ぎが落ち着いて、よく見てみると、なぜかゾロの手錠の片方に、そげキングの手が繋がれていた。
攻撃を避けるために、二人がぶつかってしまったはずみに、はまってしまったと考えられた・・・が、外し方がわからない。

仲の悪いカクとジャブラは、繋がってしまった"獲物"をバラけさせて、各自の"獲物"としたかった為、「手錠の番号を言え!鍵にも番号があるので、わしら2人の持つ鍵なら、すぐに開けてやる」と声をかけたが、ゾロとそげキングの手錠の番号は「2」。
だが、カクとジャブラの持つ鍵は2番ではなかった為、"獲物"は先に殺した方の勝ちというルールで突撃してきた。
剣を振れない剣士と、狙撃の出来ないそげキングは、逃げるしかなかった。

逃げるゾロとそげキングは、チョッパーに出会った時、チョッパーに2番の鍵を探し、持ってきてくれるよう頼んだ。
「それがないと、このまま何も出来ずに殺されてしまう!頼む!!お前が俺達の"希望"だ!!!」
俺達の希望・・・・!!!。
チョッパーは、仲間の役に立ちたい、頼られる存在になりたいと常日頃から思っていただけに、この言葉は彼に重かった。どうしても、その期待に応えたい!!!
チョッパーは、一番先に鍵を手に入れそうなサンジの元へと急いだ。
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