一方、サニー号に残っていたナミ、チョッパー、サンジ、フランキーの4人は何者かに睡眠ガスで眠らされて、監禁されていた。
ただ、ブルックはここにいない。恐らく眠っているブルッックを死体だと思って放置したのだろう。
4人が監禁部屋で見たのは、バラバラになった”人間の顔”であった。
バラバラになった顔が、「拙者の顔をパズルのように組み立ててくれ」と喋るので、なんとかパーツを組み立ててみると一つの!生首"が出来上がった。
生首は「拙者、『ワノ国」の武士であり、名も知らぬ者に斬られて死んだと思ったらこの有様!!敵に斬られて活かされるなど"武士の恥"!!!腹を斬って朽ちたい所であるが、今は生き恥晒してでも成し遂げねばならない事がある!!
吐くほどに海賊が大嫌いでござる!!」と言う。海賊が大嫌い・・・その言葉に覚えがあったナミは、この生首が気になった。
生首は、ナミの”乳バンド”だけの恰好に驚きを隠せなかったが、嫌いではなかった。
ここに居ては埒があかない、とフランキーは蹴っても叩いてもビクともしないその監禁部屋の壁を【ラディカルビーム】で焼いて溶かして脱出した。
脱出の際、サンジは頼まれてもいないが、その生首を持って逃げた。
サンジには心当たりがあったのだ。この変な髪形チョンマゲは「ワノ国」の侍である。
「おれ達はお前に斬られた奴からの緊急信号を受けてここに来る羽目になったんだ、侍!」と言うと、生首は「拙者、己を恥じる様な人斬りはせぬ!!この島に!!息子を助けに来た!!!邪魔する者は何万人でも斬る!!!」と首だけで、どんと見栄を切ってきた。
侍のその目に嘘はないと信じたサンジは、自分が責任を持つと言って、生首を持って脱出した。
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