ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

654話 GAM~小群~ 

2017年04月24日 | パンクハザード編




魚人島を出た船は、いよいよグランドライン後半の海、”新世界”を目指して順調に海底をぐんぐんと上昇して突き進むんでいた。




サニー号の甲板では、ルフィはぼーと上を見上げて物思いにふけっていた。
「・・・ここ上がったらよ・・・シャンクスのいる海だ!!!会いてえなァ」コビーとの”約束”も新世界だ。


この海を拭けたら、そこは世界最強の海だと思うと、ルフィは体の奥底からゾクゾクしてきた。
ゾロは「やっとだな、全部斬ってやる」と世界一の剣豪を夢見て、
ナミは「いいわよ、どこにでも連れてったげる!!」と最強の航海士として胸を張り、
サンジは「食うことにはおれが困らせねェ!!」と最強のコックとして、
チョッパーは「好きなだけケガしろみんな!!」と頼もしい船医として、
フランキーは「そうさ、サニー号なら行ける!!」と最強の船大工として、
ブルックは「待っててくださいラブーン、あと半周!!」と約束を夢見て、
ウソップは「海の戦士も乗ってるしなァ!!!」と用心棒を買ってでて、
ロビンは「フフ・・」とそんなみんなを見て微笑んだ。

そしてルフィ船長が叫ぶ。
 「行くぞ野郎共ォ~~~~~~~!!!!『新世界』へ~~~~~!!!」

サニー号が順調に上昇海流に乗っている間に、ナミは束の間の休息で風呂に入った。




ナミ不在の間、甲板では男共が深海魚釣りに興じていた。だが、ここは海王類渦巻くグランドラインの深海。サニー号より遥に大きな巨大深海魚が釣れていた。

そうこうしている間に、海底に突如現れる巨大な渦の海流”白い竜(ホワイトストローム)”に遭遇し、せっかく釣った巨大深海魚を手放すようナミに言われて男共は激しいショックを受けた。
だが、時すでに遅し、巨大深海魚ごと、サニー号は大渦に呑み込まれてしまう。








凄まじい海流の渦の先でぶつかったのは、巨大なアイランドクジラの群れだった。
これだけ大きなクジラの群れはすでに大きな海流を生んでいる、流れに逆らわず、クジラの群れと方向を同じにして流れに乗ることを判断したナミの指示で、サニー号は暫くクジラの群れと共に泳ぐこととなる。




ラブーンの仲間達との遭遇に嬉しくなったブルックが『ビンクスの酒』を唄いだすと、クジラは唄が気に入ったのか、にっこり笑ってその額にサニー号を乗せて海上まで連れて行ってくれた。
クジラ達は海王類同様、何か知っているのかも、しれない。








出た先は新世界!!!
アイランドクジラ達のいななきと共に海上に出たサニー号の皆は興奮した。
天候最悪、空は雷雨、風は強風、海は大荒れ、指針的外れ、渦巻く火の海、まるで地獄の入口に、”麦わらの一味”は笑った。
「望むところだァ~~~~~~!!!」






アイランドクジラの群れは、充分に”大群”と呼ぶに相応しいスケールなのに、タイトルは”小群”。
これが”小群”であるのなら、今後”大群”と呼ぶ程のクジラの群れとの遭遇が待っていることになる予感がします。
海を自由に泳ぎまわる海王類達とクジラ達は、人間が忘れ去った過去を知っているかのよう。

物語の前半で出てきた「ラブーン」と、死んでも再開の約束を果たしたかったブルックが出会った時、その再会は周囲のクジラの”大群”にどんな影響を及ぼすのか楽しみです。
その時、「ビンクスの酒」の歌に秘められた謎も解き明かされそうな気がします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿