
一方、ホグバックの屋敷内を逃げ惑うウソップチームは、ある部屋からホグバックの笑い声が聞こえてきたので覗くと、中は手術室で、ホグバックが「もうすぐ完成だ!だ!この見事な没人形(マリオ)!!!まさに芸術、天才の所業!!!」と自画自賛して喜んでいた。
これで、この島の奇妙なゾンビ達がホグバックが蘇らせたことが決定的となったが、チョッパーだけは「医学で救えるのは死ぬ前の人間だけだ、死者の体をどれだけ造り直しても、命まで戻ってくるわけがないぞ」と否定的だった。だが、そのカラクリを考えている余地は3人にはなかった。

背後で3人に「ヨホホホホ!ごきげんよう!!」と声をかける男がいた。
その特徴的な笑い声は、ガイコツのブルックである事はすぐにわかったが、姿はブルックのそれではなく、3人は混乱した。

3人の客人に秘密を知られたホグバックは落ち着いていた。
「今更何を知ってももう手遅れ。深夜12時になれば、油断させて島に迷い込んだ客人達を一気に狩りこむ"夜討ち"が始まる・・・!!!」
深夜12時を告げる鐘が鳴った。
墓地では透明人間だった男がその姿を現して、ルフィ達にやられたゾンビ達を起き上がらせ、鼓舞した。
「さぁ、兵士(ソルジャー)ゾンビ部隊!海賊達との決着は将軍(ジェネラル)ゾンビがつける!!!
お前達はただただ立ち上がり、不死の恐怖で奴らを追いこめ!!!」

島中を彷徨っていたゴースト達が一斉にある女の子の体内に戻ると、その少女が覚醒した。
「ホロホロホロ、ここから逃げられると思うなよ!!ゾンビ達準備はいいな!?」

目覚めたゲッコー・モリアは今回の獲物があのエニエス・ロビーを陥落させた"麦わらのルフィ"だと知って喜び、歓迎した。

「ここは死者達の魔境「スリラーバーク」!!悪い夢を見ていくがいい!!!」

何も知らないルフィ達4人は、屋敷へと入り込んで行った。

深夜12時、夜討ちが始まろうとしていた。
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