眺めのいい部屋

人、映画、本・・・記憶の小箱の中身を文字に直す作業をしています。

『ぼくたちの家族』

2016-05-15 10:25:19 | 映画・本

ちょっとだけ長めの「ひとこと感想」その9。

 よく行く街中の映画館でキネ旬ベストテン作品特集(5作品)があって、そのとき上映された1本。原作小説の雰囲気もこうなのかもしれないけれど、最初は軽い認知症のように見えた母親がもっと重い病気とわかり、父親は実は相当な借金を隠していて・・・と、深刻な状況が次第に明らかになっていくにもかかわらず、なぜかコメディーを観ているような、ユーモラスで明るい印象が(私には)残った。(だからこの監督さんは好き~) 

母親(原田美枝子)のボケボケぶりがとても可愛らしく、「家にこもっていた」時期があったという兄(妻夫木聡)の弱さと頼もしさ、父親(長塚京三)のチャランポランな逃げっぷりも、嫌味がないので見逃して?やりたくなり、何より弟(池松壮亮)の「人間と子犬の中間のような独特の空気感(リリー・フランキー曰く)」は、とてもとても魅力的(^^)。

メモにもあったけれど、「予想もしていなかったアクシデントをきっかけに、バラバラだった「家族」が仕切り直しをする話は多いけど、「家族再結成」の物語ってやっぱり希望があっていいな~」(^^)。

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2 コメント

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Unknown (お茶屋)
2016-05-21 20:02:48
ラッキーカラー黄色で好転するエピソードがおもしろかったです~(^_^)。
バンクーバーの朝日も石井裕也監督だったのね。見逃してしまいましたが。
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ラッキーカラー黄色? (ムーマ)
2016-05-21 23:04:17
全然覚えてない・・・っていうか
ストーリーはすでにオボロ~(^^;;
(「子犬みたいな」男の子だけよく覚えてる)

>バンクーバーの朝日も石井裕也監督

そうなんですか。知らなかった。
TVで見かけたら観ようっと(^^)
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