杉井光の小説は、以前よく読んだ。
若い友人が「ラノベ」に興味を持っていた頃で
わたしにも回してくれたのだ。
若い登場人物たちの会話が
小気味よくポンポンと弾むようで
その自在さが気持ち良かった。
ここまでヘタレな主人公(少年)って
見たことないなあ…なんて思いながら
ドクターペッパーばかり飲みたがる少女探偵?や
その周辺の若い人たちのあれこれを
楽しんでいた記憶がある。
その後、友人もラノベから遠ざかったらしく
わたしも自然に縁が切れた。
杉井光の名前を見ることもなくなって…
ところが最近、「ヒカルッチの新しい本
結構大きいヒットになったんだって」
調べてみたら、それが50万部も売れて
しかもタイトルが
「世界でいちばん透きとおった物語」
え~~~! 何ソレ!!
そこまでダサい(死語かな?)題名
つける人とは思わなかった… な感じ。
でも、そこまで読まれてるとなると
やっぱり好奇心が湧いてくる。
しかも出版は2年前。
同タイトルの「2」がすでに出てる。
というわけで、図書館の予約の行列に
わたしも並ぶことにした。
不思議だったのは、出たばかりの「2」には
行列がなかったこと。こういう場合
普通は「2」に行列が出来ていて
「1」より長くなっててもオカシクナイのに。
しばらく待って、届いた「1」を読み始めた早々
曰く言い難い違和感にぶつかった。
「これって、あの杉井光が書いたの?」
まるで窮屈な衣装を着せられたような
身動きしづらそうな文章。
生き生きとした表現、会話が見当たらなくて
意味はちゃんとわかるんだけど
魅力的とは(わたしは)ちょっと言えない。
「オカシイなあ…」
そう言いつつも、物語はサクサク進む。
決して読みづらくはないのだ。
「でも、どーしてこんなに短い文が多いの?」
「違和感」は取れないまま、それでも
半分以上読んだ頃、ふと(なぜかはワカラナイ)
この本(物語)のトリックに気づいた。
え~~~~! ソンナコトほんとにできるの?!!
とにかく、ミステリーを読んで
これほど驚いたことは過去なかった気がする。
本のあちこちをめくって調べて
確かににそうだとわかったときの
呆気にとられた気持ちは…
開いた口が塞がらないって、これかと。
映画で言ったら「ネタバレ厳禁・厳禁・厳禁!!!」
みたいなお話。なので、感想なんて書きようがない。
それでも、こんな本を読んだということを
小さな声でも言いたくて(でないと忘れてしまう自分)
小説自体とは関係ないムダ話ばかり書いた。
あ、ひとつ訂正。
「世界でいちばん透きとおった物語」というのは
ダサいも何も、ごく当たり前のタイトル。
予備知識まったくなしで読めた自分は
本当にラッキーだったと思いました。
引っ越し先は以下のとおりです(「はてな」に移りました)
https://muma-muma.hatenablog.com/
当分は、記事を書くときはgooとはてなの両方に載せます。
元々、めったに更新しないブログではありますが
少しでも長くgooにいたいので。
同じくgooで書いていたブログ「もうひとつの部屋」も
はてなに移しました。
https://muma-muma.hateblo.jp/
こちらも「ほとんど放置。たま~に更新」なブログですが
よければのぞいてみてください。
ありきたりだけど,つい読み進めちゃうのね
どれ,私も首突っ込んでみようって思う(笑)
ハテナブログとgooブログの両方か~
って私はアメブロとハテナブログの両方試してるわ ナャハハハハ
これまでどおりgooをウロウロしてるの(^^;
なぜか離れがたいんだよね。
みゆきんさんはアメブロとハテナなんだ。
大事な写真がたくさんあるからたいへんだね。
アメブロの方が使い勝手はgooに似てるのかな。
ハテナは全然違うみたいで
わたし、最初はすぐ迷子になったよ。
今もまだ全然、どうやって楽しむのか
わからないんだけど、ま、ぼちぼち行こうと。