富士市を中心の郷土史

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富士市今泉の昔話(87)

2014年01月04日 10時58分31秒 | 昔話
富士市今泉の昔話(87)外伝 善得寺考 霊場巡り(25)

       迎春 奉賀
            平成26年元旦
    初山や父との径を子と辿り       壷天
    白富士に男時の至る四温晴       稜子

 四国霊場巡りの記の間に元旦を迎えた。初詣を0時に済ませ、
 初富士・初日を丘に拝し得た。感激を写真に残した。 
 初富士の頂より日を得ての進みゆく輝きに魅せられた。










東雲に日矢を放し始めてよりの将に荘厳の一時であった。









四国霊場第56番 泰山寺
 順拝日 25,5,12、
 由緒等 弘仁6年、弘法大師が此の地を巡錫した時、梅雨の為蒼
     社川の水が氾濫していた。毎年梅雨には家・田畑や人命
     を奪い農民は此の川を恐れて人取り川と呼び、悪霊の技
     と信じていた。そこで大師は川原に壇を築き、「土砂加
     持」の秘法を7座厳修された。満願の日に御本尊地蔵菩
     薩を感得し、祈願成就したので1寺を建立して御本尊を
     安置し、延命地蔵10大願の第一「女人泰産」から寺名
     を取られ「泰山寺」とした。
     天長元年(824)、淳名天皇の勅願所となり、7堂伽
     藍も完備し10坊を有する大寺となった。




 御本尊 地蔵菩薩
 御詠歌 みなひとの まいりてやがて たいさんじ
     らいせのいんどう たのみおきつつ





四国霊場第57番 栄福寺
 順拝日 25,5,12、
 由緒等 縁起によれば嵯峨天皇の勅願により弘法大師の開創。大
師が瀬戸内海を巡錫し、平穏を祈って大護摩を修されて
居ると、海中より阿弥陀如来を感得し、御本尊として奉
安した。





御本尊 阿弥陀如来
 御詠歌 このよには ゆみやをまもる やはたなり
     らいせはひとを すくふみだぶつ





四国霊場第58番 仙遊寺
 順拝日 25,5,12、
 由緒等 寺は天智天皇の勅を奉じて国守越智興公が堂宇を建立
したのに始まり、御本尊の千手観世音は龍女が刻んだ
と言はれ、天智天皇の守護仏であった。その後阿坊仙
人と称する僧が40年間参籠した事よりその名にちな
んで仙遊寺と呼ばれるようになった。後に弘法大師が
巡錫し、荒廃した寺を再興し寺運を盛んにしている。
     境内より瀬戸内海の美しい島島が展望でき、「しまな
み海道」が開通した。





御本尊 千手観世音菩薩
御詠歌 たちよりて されいのどうに やすみつつ
     ろくじをとなへ きょうをよむべし