わいるどぴっぐの猪突猛進

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こだわりの人は、どうやって金を稼ぐか

2018-07-02 15:02:25 | 仕事
いきづらさを抱える人がどうやって金を稼ぐか(201800702)

こんにちは。
ピッグです。

今日は皆さんに相談です。
どうやって、①自分を活かし②金を稼ぐか、です。
転職活動をする中で、アメリカでも人材紹介をしていたというエージェントに会いました。
そんなエージェントと話をしました。

何でも言語化するアメリカでも①相手を予測する能力②予測したものに合わせる能力がいるそうです。

まず、確かに言語化されることは多いものの、面接等のオフィシャルの場では必ずしも言語化されない。多民族国家と言え、言語以外による予測能力もいるそうです。
次に、採用の場面では建前もあるそうです。雇用を必ずしも、「求める能力」と「提供する能力」の一致だけに着目しただけの契約と考えず、「応募企業が商品を通じて私の生活を便利にしているという点で、私の価値観からして魅力だ」というような理由がいるとのことです。
これは結構難しい。以下詳しく書きます。

1、相手を予測する能力
まず1つ目の、予測という部分が難しい。
ASDは一般に他人マインドの予測能力が低いが、これを企業に置き換えるともっと難しい。企業が喜ぶ質問、具体的には質問の判断基準がわからないからです。
例えば。
女性と男性の場合、女性が男性に「あなたはお金もあるし、結婚後の生活も安定だと思う。だからあなたを選びました」と言ったとします。「自分の基準からみて、相手の魅力ある点」を誉めているけども、相当割り切っている男性でない限り、率直に受け入れられないと思います。なぜなら、「財産を持っている人ならだれでもいいわけでなく、私の個性のどこかを見てほしい」と思っているからです。これは結婚の合意に、「提供する能力」と「ほしい能力」のような能力値の一致だけでなく、属人的な個性が入るからです。
(逆に、「あなたは若くて出産能力もあるから」とか「胸が大きいから」とかいう理由を男性が述べたとしても、相当割り切っている女性でない限り、率直に受け入れられないはずです。その女性の個性に着目してないからです)

では翻って企業の場合。
どの程度、企業は「企業の個性」を見てほしいのか。それとも成果主義が広がりつつあるので、就労者の提供する能力と、賃金だけを基準とした、契約とみるのかがまず不明確です。その上で、企業が考えている「認めてほしい個性」とは何なのかわからないからです。
例えば、電子部品会社の経理や法務が電子部品のことを知って応募するケースは多くないと思うけど、それでは部品(商材)以外でいう、相手が認めてほしいと思っている個性とはなんなのか。
就職活動にしてもそうですけど、「予測が上手くいかない」ことを前提とした、予測の修正の仕方という策は聞いたことがない。
これは社内で働きだしてからも一緒です。自分の基準を、人は必ずしも言語化しない。しかしながら、予測が上手くいかないことを前提にした仕組みも、会社にはできていない。

2、予測したものに合わせる能力
次の問題。運よく予測できた、相手が説明してくれたとして、それに合わせたくないと思ってしまった場合にどうするか。
先日、不合格になった企業から、こんな理由つけがきました。
「納得しないと行動できなさそうな頑固な印象を受けること、 弊社の法務は(法務に限らず全職種に言えることですが) バランス感覚が求められるため」

理解を重視することを思わせる事実(例:1つのことをやり続ける)があったとします(事実A)
それに対して、この会社は「頑固」という評価をした(A’)
頑固と評価する会社の価値観は、おそらく「意思決定までを早く」とか「突き詰めたくない」と思います。
この「意思決定までを早く」とか「突き詰めたくない」という方針に従いたくない場合、どうするか策がないのです。
これも会社の中ではよくあります。目指すべき目的に対して合理的かよりも、今までやってきたから、人間関係、上司との関係、他部署との関係等から、その合理的手段以外を取ることが沢山ある。
単純に言えば、新卒面接ではリクルートスーツを着る、新卒採用をする、スーツのジャケットを暑いのに着る、着ないのに持っていくなどもそうです。
(個人的には「お世話になります」とか「いつも大変お世話になっております」とかメールの最初に毎回書くとか書くのもいらないと思っている)

私は目的との関係で合理的でない例として説明したけども、合理的であるけども、私が単に受け入れたくないということもあるかもしれない。自分のやり方に拘りを持つのもASDの特徴の一つにあります。

3、対策
上記ことからすると、組織の歯車になることが、難しいと思うのです。
それとも630社応募したように、630社ほど経験すれば何か見えてくるのでしょうか。

もっと直接的なのは、企業に属さないで、お金を得る道ではないでしょうか。
企業に属さなければ、従わなければいけないルールの数が減ると思うからです。
ではしかし、こだわり症を活かし、組織に属さないとは何か。

1ついい例を見つけました。
Sho fitness
この方はボディメイクで一定の成績を残していることを武器にして、パーソナルジムトレーナー、youtube配信、プログラマーをもとに、生計を立てているようです。
配信動画を見る限り、もともとトレーナーの教育を学校で受けているようにも見えないし、システムエンジニアっぽさもない。自分の興味を武器にしているようにも見えます。
最近ではクラウドファンディングで数百万集め、九州にジムを作っています。

顧客の需要、問題解決をすることでお金を得るという面はある。
ただ、自分の特徴を活かすためには、何をしていけばいいのか。これが今ぶつかっている問題です。

追伸
昨日、ドーピング講習会に参加しました。
JBBFというボディビル団体に参加する場合、オリンピック並みの厳しい検査基準をしています。その会場にて、とある主催者の偉い人から、「君はふくらはぎが大きいけど、何をやっていたの?」と聞かれました。どうやらふくらはぎが大きいそうです。
また以前、ボディビルチャンピオンから、「胸筋が大きい。どうやって鍛えるのか」と聞かれたこともあります。
私のギフトは、こだわり力と筋トレなんだろうか。それとも社労士をとって、ADRでバンバン個人活動をすることか。