わいるどぴっぐの猪突猛進

いつも疑問に思うことを書いていきます。

パープル企業

2015-05-31 16:03:38 | 仕事
パープル企業
仕事は過酷ではないが、組織として崩壊し、勤めていても何のスキル向上が図れない企業。仕事が楽なため無為に長年勤めてしまい、その結果、他の企業や社会ではまったく通用しなくなる、ある意味、ブラック、グレー以上に質が悪い。


なるほど。
最近はこんな定義もあるのですね。

「組織として崩壊」と「勤めていても何のスキル向上が図れない」というところがポイントでしょうか。

私のいる会社は大きな会社なので、法令順守しています。しかし法令は遵守しているけども、その従業員の連携が取れているかと言えば疑問が残ります。各々が勝手に仕事をしている感じです。正確には、仕事をしているのかすら疑わしいです。
なぜなら、各々の業務の範囲が不明確だからですね。

日本のポテンシャル採用は、終身雇用制度の確立を前提としています。そして終身雇用なって簡単にクビにできなくなったからこそ、会社内で配置転換が当たり前になる。また、会社の必要な役割からあぶれる従業員が出てくることになった時に、それでも労働者を抱えることになる。その結果として役割の不明確な人が沢山出てくると言う次第です。

会社に長くいるという面では意味のある制度ですが、従業員がやりがいを感じるという点では意味のない制度だと思っています。

終身雇用は、高度成長期にできたものです。今の経済と全然違う。
そして年功序列を維持したままでは、雇用の流動性が生まれない。生まれないと、ますます辞めにくい。辞めにくいと会社が強気に出て、従業員に強い要求をするようになる。これがブラック企業が生じ始めた理由の1つでないでしょうか。

革命が必要ですね。