わいるどぴっぐの猪突猛進

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光トポグラフィー検査を受けました

2022-09-02 16:29:00 | 発達障害
こんにちは。ぴっぐです。
今回は光トポグラフィー検査をうけました。
光トポグラフィー検査とは

脳の血流量の変化パターンからうつ病がわかる検査です。これにより、うつ病か、うつ病としても躁うつ病か判断する資料になります。あくまで判断する一資料に過ぎず、これだけでうつ病と断定できるほどの正確性はいまのところないとされます。同時に、光トポグラフィーによる検査は、精神科医の問診によるうつ病判定と70%程度、統合失調症に関しては90%一致するとのデータもあります。
つまり、うつ病かそうでないかの判断には、一定程度使えるとのこととになります。

自費診療とされ病院により幅はありますが、1万3000円から2万5000円前後が多いと思います。

これによりうつ病の可能性はないと言われました。しかし脳の特徴が①過敏で②切替が苦手、としてきされました。うつ病かどうかの判定資料になることに医学的コンセンサスはありますが、過敏さや切替の苦手さがわかることまで医学的コンセンサスがないように思います。

ただ光トポグラフィー推進派の医師の意見を要約すると以下のようになります。
1.脳が過敏であるとは、他人と同じ刺激量を受けても、そこから得られる情報量が莫大に多いこと。つまり仮に1という刺激をうけて普通の人が1という情報しか得られなくとも、私の場合は10という情報量を得るそうです。
2.切り替えが苦手とは、自分の着眼点に固執したり、うまくいかない時に心の切り替えが苦手ということになります。
1と2の特徴をプラスの方から見ると、洞察力が鋭く、他の人が気がつかないところに気づき、ユニークな着眼点を持ちます。そして粘り強く、根気があり、最後までやり遂げると言えます。
1と2の特徴をマイナスの方から見ると、あまりに多くの情報を受け取るために疲れやすく、処理に時間がかかる。そして1つのことにこだわりがちで、全体を見て進むことや妥協が苦手と言えます。また不安に対して、切り替えが苦手で気分転換が不得手と言えます。
これを水とバケツに例えていうと、過敏性があるとは水が大量に蛇口からでている状態だそうです。そして切り替えが苦手とは、バケツが満杯になってもなかなか捨てられない状態だそうです。そのためバケツから水が溢れ、常に本人が疲れてしまうとのことです。

そしてまさに、この①過敏で②切替が苦手が発達障害の特徴だとのことです。発達障害にはADHD、ASD、LD、トゥレット症候群がありますが、これらの共通項が①②のようです。
(ここは調査が必要)

ではこの過敏性と切り替えの苦手さに対して、何か対処法はあるのでしょうか。
まず過敏性に対しては、非定型精神病薬というのが使われることが多いそうですが、副作用としてアカシジアの確率が高くあまり推奨されないようです。また、人により効くか個人差がありすぎるそうです。

切り替えの苦手さに対して効く薬は見つかっておらず、TMS推進派と慎重派にわかれます。TMSとは頭に電流を流す治療です。自費診療で20-40万円ほどします。保健治療もありますが、保健適用の条件は厳しく自費診療が殆どです。

医師の話をまとめるとこれは脳の異常や疾患と呼べる程度のものでないため、先天的な性質であり個性と医学的にはされるそうです。そのため医学的な観点からするとその個性を社会がうけいれるか、個人が諦めて社会生活をやめるかという2択になるそうです。

さてさて。
話は見えて来ました。社会が変わるか、本人が諦めるかということです。つまるところそれは、社会がどの程度の個性まで受け入れるかという問題に思います。