わいるどぴっぐの猪突猛進

いつも疑問に思うことを書いていきます。

僕はきみたちに武器を配りたい

2015-10-18 14:55:05 | 書評
瀧本哲史
講談社文庫
http://www.amazon.co.jp/%E5%83%95%E3%81%AF%E5%90%9B%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AB%E6%AD%A6%E5%99%A8%E3%82%92%E9%85%8D%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%84-%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E7%89%88-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%80%A7%E6%9C%AC-%E5%93%B2%E5%8F%B2/dp/4062777010

この本はとても役に立ちました。
大筋はなにかというと、以下のところに集約されます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
市場に出回っている商品が、個性を失ってしまい、消費者にとってみればどのメーカーのどの商品を買っても大差がない状態。それをコモディティ化と呼ぶ。つまり個性のないものはすべてコモディティなのである。
どんなにすぐれた商品でも、スペックが明確に定義できて、同じ商品を売る複数の供給者がいれば、それはコモディティである。一定のレベルを満たしていれば製品の品質は関係ない。・・・コモディティ部品のコスト削減をもっとも激しく行った企業が、ゼネラルモーターズだ。GMは我々が求める基準を満たしていれば、価格が一番安いところの決めます。あなた方の提案に興味がない。
身近な例でいえば牛丼屋がある。チェーンによって多少の差はあるが、普通の生活者にその味の差異はわからない。そのけっかとして、値段の勝負になってしまう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

つまり、数値かできてしまうような画一的な機能を持つものは、他の競合品と値段との争いになってしまうわけですね。従来のそれは車の部品だったけども、今は人材にも当てはまってきており、弁護士では顕著になってきているというわけです。ほかにも、寿司職人もあてはまり、コモディティした結果として回転寿司がはやっているわけですね。

その対策として必要なのは、マーケッターの視点を持つこととあります。
マーケッターとは、従来の技術を組み合わせてストーリーを作る人のことだそうです。
以下に例があります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
任天堂が開発販売し、近年もっとも大ヒットしたゲームwiiも技術的にすごいわけではない。同機に搭載された無線リモコンも、体感センサーも、すでに2006年当時にはコモディティ技術であり、wii自体はそれら「枯れた」技術を組み合わせただけの商品である。wii発売前のゲーム業界は、大容量・高度化が進みすぎており、ライトユーザーのゲーム離れが進んでいた。そのためゲーム業界全体の売り上げが落ち込んでいたのだが、そこにwiiの開発チームは新たな可能性を見出したのである。基本的に1人で遊ぶのが常識だったゲームを、大人も含めた家族全員で楽しめるものに変えることにしたのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

つまり新しい技術がいるのでなく、従来のもののなかから、視点を変えて、人々に何を供給するか考えるわけですね。これを人材に活用した例として、以下のものがあります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ある優秀な女性は家庭の事情で短大に進学した。家族を支えるため少ない時間でバイトをしようとするとやはり家庭教師だろうと考えた。しかし残念ながら本人の学力や教える能力と関係なく、短大の女の子に家庭教師を頼む人はいなかった。しかも、彼女の生活圏にはすでに大手の進学塾や家庭教師センターがしっかりと地盤を築いており、彼女がいくらビラを撒いたりしても、まったく生徒が集まらなかった。そこで彼女は戦略を変え、偏差値40以下の中学生をターゲットにした。学習塾の多くは有名私学を目指す指導を行っているところばかりであった。彼女はそういう学習塾がまったくターゲットにしていない、勉強はできないけれども、せめて高校ぐらいは卒業しておきたい、と考える親とその子供をビジネスの相手としたのである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これを私にあてはめると、私の持つ法律の知識が役立つフィールドを探す。
そのフィールドで、弁護士等が相手にしないところを探す。
または、会社の中での法務部を目指すよりは、別の部署だけでも法律を必要とする業務を狙うということか。

少しやる気がでました。

頑張らないけどあきらめない

2015-10-12 01:38:14 | 日記
こんばんは、ぴっぐです。

最近の私は、頑張らない、手を抜くをテーマにしています。
年配の方からは不評ですが、私にとっては重要です。

頑張るのは良い価値観とされているようだけども、本当にそうなのか。社会構造がよくない時に、頑張ればたしかに結果もでるかもしれないけども、結果を出す人がいるからといって構造を変えなくて良いことにはなりませんね。
結局、自分のエネルギーをどこに使うかという配分の指標に、頑張らないがなると思っています。

今回は鎌田先生の引用です。(http://gansupport.jp/article/series/series01/series01_02/3586.html)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「がんばる」は、20世紀の日本の文化そのもののような気がします。戦争を引き起こしたのもがんばった結果だし、戦後の奇跡の復興を遂げたのも「がんばろう」の合言葉の下でした。しかし、がんばった結果として、僕たちは20世紀後半になって、自然を壊し、経済や教育や家族のあり方を壊し、そして自らの健康を壊してきてしまったような気がします。がんばるときは交感神経が刺激されて、リンパ球が減って免疫機能が低下しています。がんばる人のほうが、がんになりやすいのです。ときどきゆっくりすることが大切なのです。がんにならないためにも、がんになって、がんを克服するためにも、ときどき、がんばらないことが大切なのです。

「がんばる」ことだけを「正解」とし、「がんばらない」ことをバツとしてきたことで、僕たちは実に大切なものを失ってきました。がんという病気は、がんばっても、なんとかならないときがあります。僕たちはもうちょっと柔軟になって、ときにはがんばれない自分や、がんばらない自分を認めて、がんとの距離を上手にとることが大切なのです。いろんな事情でがんばれないがんの患者さんがいたとき、尻を叩いて「がんばれよ」と呼びかけるのではなくて、「がんばれないときもあるよ」と認めてあげることが大切です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

頑張ることがだけ重要な訳ではない。
私はこんな会社を作るのも目標の一つです。
法律的なことを言えば、ワークライフバランスが労働契約法3条3項に盛り込まれています。
これは訓示規定とは言われているけども、法律に書いてあるのも事実です。

人事にも強く主張していこうと思います。

目標と現実その1

2015-10-10 16:47:36 | 日記
こんにちは、ぴっぐです。

今の私は朝が一番つらいです。
朝起きると、とてつもない無気力に襲われます。
「どうせ努力しても、目標なんてかなわないんじゃないか。今までの試験勉強は自分で何とかすべきものであったけども、今の会社は会社にあわせろというばかりで自分でどうにもできないことばかりである。提案を出しても何の反応もないので、どうしていいのかわからない」と思い、「誰か助けてくれ」と思って呼吸が苦しくなります。

「最新版 うつを治す」(大野裕)(http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%80%E6%96%B0%E7%89%88-%E3%80%8C%E3%81%86%E3%81%A4%E3%80%8D%E3%82%92%E6%B2%BB%E3%81%99-PHP%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%A4%A7%E9%87%8E-%E8%A3%95/dp/4569821642)によると、自分の努力でどうにもならないことに接した時に、人は努力することが苦痛になるそうです。これを燃え尽き症候群というそうです。
私は長い受験生活、勇気をだした会社で最初につまづき、燃え尽き症候群になっているんだと思います。


さて本日はもう一つの話題を提供します。
2年ほどまえにNLPというのを知人の紹介で始めました。NLPとは「Neuro Linguistic Program」と言います。
公式HP
http://www.nlpjapan.org/nlp.html

1970年代にリチャード・パンドラーとジョン・グリンダーが、心理学と言語学、サイバネティクス理論やシステム論を元に、セラピーの分野で非常に有名だった「3人の天才」を分析したことに始まります。
セラピストの中にもうまくいく人といかない人がいて、その上手くいく3人がなぜ上手くいくかを分析したものです。その結果として、人間には物事の思いこみがあり、それをいかにコントロールするかで物事が変わるということがわかってきたということです。

例えば、小さい頃に犬にかまれた人は、大人になっても小さな犬でさえ怖かったとします。
それは幼少体験によって、犬=危険と「認識」され、その危険から遠ざけようという本能が影響しているからです。しかし現実には犬の中にもブルドッグからダックスフンドまで色々なものあれば、自分が大きくなって犬よりも強くなっていることもあります。となると、この認識は必ずしも正しくないですよね。
この「危険を避けよう」という人間の認識はとても強固なので、この認識はずっと維持されます。そしてそれを変えることも最初は抵抗があります。しかしその間違った認識を上手く変えることができれば、今までの自分に見えなかった可能性が広がるということがあります。

最初は嘘くさいと思っていたのですが、僕は納得するところがあります。
2年前に、「起業したい」と不意に口出してから、2年かけてですが、「起業するには何から考えるべきか?」と少しづつ自然に考えるようになりました。

そして神田昌典さんの本を読むようになって、日本の会社に普通に働いても未来はないと思うようになりました。まして、私は年功序列の枠組みに乗るのは一層振りです。

今の目標は、
2017年10月までに、
・年収1000万円にする
・起業する
・司法試験に合格する
・海外で働く

ここまでは絞れました。
これを取捨選択するか、この根幹にあるものを見つけ、行動に移すことです。
寝る前に布団で横になってから、必ず10回つぶやいてから「2017年10月までに年収1000万円にする」とつぶやいてから寝ることにしています。

2日目終了

2015-10-09 15:46:59 | 仕事
ぴっぐです。
二日目終わりました。今日も机のかたずけです。

部員の一人に、前の部署で何があったか、この部署の仕事の進め方、希望をお話しました。
元から面識があった人ということで、とても話をしやすかったです。

この部署では挨拶があったり、作業を気にかけてくれるところがあり、少し人を信じられそうな気分になりました。今の印象としては、経営企画、人事部長等がおかしいと感じます。

付き合いのあった他部署の人間にも挨拶にいったけども、「ぴっぐさん元気ですかー?またよろしく頼むよ。君のニコニコした顔がいいんだよね」と言われるので、やはり元の部署が特殊なんじゃないかなあ。

前の部署の部長にはおいていくべき資料と一緒に、「私が提案したことについて休職中に個別的にどのような検討がなされたか教えてほしい。半年間、部長から一切の指示や提言のない中で、自分なりに役割を考えて作業をしてきました。もし応答義務がないと言って義務論で対処なさるなら、私も権利義務論で対応します。部長の従前の対応は職場環境配慮義務に違反して違法の可能性があります。これは医師、外部弁護士に相談した結果です。義務云々でなく、対話をしましょう。信頼の源泉には対話があると思います。私は部長に損賠賠償したいのでなく、対話がしたいと思っています。対話こそが人を成長させます。」という類の置手紙を残しました。
来週、部長に連絡入れてみます。

今度は私の目標について書こうと思います。

出社

2015-10-08 06:53:56 | 日記
気持ち入れ替えて、謙虚に、新人らしくとか考えると、それだけで疲れてしまいます。今も不安しかないです。

だから失敗してもいいや、気楽に、適当に、サボるように、やっていきたいと思います。

会社に復帰

2015-10-07 15:41:00 | 日記
僕は半年勤務しましたが、うつ的傾向になり3ヶ月休職しました。明日から復帰です。2週間リハビリ出社という短時間出社で、そのあとに産業医のチェックです。産業医が何も言わなければ、完全復帰です。部署は変更になったので、法律にかかわるかどうか謎です。

この会社は雇ってはいるけど、普段は仕事を与えないし教えない。たまに仕事をあげて、それをこなせた人だけ次から使う。こなせなかった人は会社にいるけど、仕事がないのでだんだん居づらくなる。そうやってそれに耐えられない人は自主退職してもらうことで、解雇規制から逃れていると思います。

仕事を教えるのは前提と思ってたので、僕は慣れるのにびっくりしました。
仕事を教えるのは使用者の義務か?裁量か?
労働法を勉強する中では思いもしなかった論点です。

しんどいときは、労働弁護団、都道府県労働局による紛争調整委員会、労働審判を使ってみます。