森林ボランティアの準備ー縁側づくり

2013年02月13日 | DIY
森林ジャーナリストの 田中淳夫 さんのブログによりますと、輸入外材に対して国産材が価格・品質・サービス、ほとんどあらゆる面において太刀打ちできる余地はない、とのことです。

国産材に愛着を持ってくれる人々の存在が、かろうじて国産材消費を支えている、という現状のようです。
つまり、それだけ生活のサイクルが早くなって、短期間の中に便利さ・多様さといったような「生活の質」を詰め込むのが一般化してきているのですから、多勢に無勢、いくら国産材を愛していてもほとんどの人は安くて便利な輸入外材を使う。
 MHの家も建て売り住宅でして、むちゃくちゃ高い値段だったわりには、やはり一過性(せいぜい二世代かぎりの居住期間設定)の商業主義で販売された「商品」に過ぎません。今は不景気であまり住宅が売れませんが、当時は住宅バブル時代、メーカーはイケイケドンドンで売り攻勢。子育てに無我夢中のMHは、高い商品を、金利が高くしかも長いローンでむりやり購入してしまいました。メーカーの、ほとんど言いなりで「ハイハイ。」とハンコ押してしまって、思い出すと悔しいやら悲しいやら情けないやら。
でもお陰で子供も独立し、今では、酷使し続けてきたこの、建て売り住宅をいつくしんでいこう、と思うようにもなりました。

 などと格好のいいことを書きましたが、傷んできたので修繕して、ついでに住み心地よくしようということです。もちろん、ぼったくりメーカーの「○○リフォームプラン」なんかにゃ絶対にお世話になりませんよ。だってお金がありませんから。

今まで、間伐材といえば 薪(マキ)として使うことしかイメージしてきませんでした。外国製の何十万円以上する高価なストーブを、レトロな雰囲気のレンガ囲いで飾って、電気やガスよりはちょっとばかり不便だが「心を癒す」炎とじわーっと包み込んでくれる遠赤外線の、摩訶不思議な効果にうっとり・しっとり使う。なんてのも憧れますが。でも、建売住宅の中でどうやって使うというのでしょうか。主エネルギーとして電気・ガス、せいぜいたまの楽しみとして炭火焼き程度をたしなむのが、建て売りの「正しい」使い方ですもんね
それに聞くところによりますと、単位重量あたりの熱量って、薪材は灯油などにはるかに及ばないというし。考えてみれば当たり前で、薪より石炭、石炭より灯油、できればオール電化へとエネルギー需要は流れてきていますからこれに逆らったところであまりお徳とはいえません。

 そこで今回は、コンクリ基礎の気密性住宅と国産間伐材の融合、なんてものに挑戦です。


まずは画像をご覧ください。

間伐ヒノキで縁側づくり
   直径15cmくらいのヒノキ丸太を自然乾燥させますと、しだいにひび割れてきます。そこにクサビを打ち込んでもう一本のクサビを用いて交互に裂け目を広げて割っていきます。割る、というよりも「裂く」といったほうがピッタリな感じです。で、この芯の方にあった面を使って、かなり凸凹ではありますが「平面」を作り出してみたのです。板にするのは、あまりうまくいきませんでした。製材所の電気ノコにはかないません。
できた凸凹平面は、ナタやカンナで使用に耐えるぐらいに削り上げようと思いましたが、手間がかかりすぎその結果写真の程度にとどめました。雑巾の糸がひっかかってますねー、最低これが起こらないぐらいにはあと少しがんばりたいと思います。