「蕎麦」か「寿司」か。

今日の港：東京　訪問地：大乗院、深大寺　滞在地：三鷹

明日、日曜日は、父の命日です。今年でまる17年早いものでございます。ついに私が父と過ごした時間は、私の人生の半分以下になっちゃいました。そして、昨年17回忌には、イギリスに居て、「帰国する」約束を果たせず、母に電話で随分責められたことも思い出されます。

そうそう、それで、姉夫婦がこちらに来て、母、私を入れて、４人で墓参りに行きました。それで、夕食は、姉が深大寺に気になるレストランがある、ということだったのですが、予約がとれなかったので、昔から利用させていただいている地元の寿司屋にしよう、って話になっていました。

ただ、墓参りが終わり、まだ夕食まで時間があったんで、深大寺にいったんですよ。おもしろかった。灯台元暗し？深大寺の辺りはしょっちゅう通っていたし、植物園の方は学生の頃、デートで利用しましたが、お寺や寺付近には子供の時以来行っていませんでした。だからあまり覚えてなくて、お寺の周りにある、そば屋、団子屋、お土産や、、、。自然と和風の店たちがとてもよい雰囲気をかもし出し、「なーんだ、地元にこんないいとこあったなんて、、、。」と。

で、団子やらなんやらをつまみぐいしたり、うろうろ歩き回ったりしてたんですが、さて、「せっかく深大寺だしそばを食べたい」という話もちらほら出てきて、「この時間だと両方は無理でしょ。そばか、寿司か決めましょう。」ということになりました。正直どっちも食べたい。決められない。なんとなく、「そば」に決まりかけ、蕎麦屋まで歩いていく道で、私は非常に悲しくなってきました。朝から寿司を楽しみにしていたので、ふっきれないわけです。（ここで、私がどうしても寿司がいいって言っても誰も反対しないだろう。言うなら今だ、しかし蕎麦屋も魅力的だ。どうしよう？？？）実はかなり真剣でした。で、蕎麦屋の外のメニューを見ながら、「蕎麦定食、刺身つきはないかな？」と思わず言った私の一言に、他の３人は「あんた、本当はすごくお寿司が食べたいでしょ？寿司屋にしようよ。」

てなわけで、地元寿司屋に行きました。地元寿司屋では、板さんにずーっと、「随分ごりっぱな体格になりましたねえ。太りましたねえ。」といわれ続け、「飲食店で客にそんなこと言ったら売上さがるぞ」と、言い返えそうかと思いましたが、そんなことで、私の寿司への食欲が下がるとは思えなかったので、言いませんでした。でも、魚の卵類は、カロリーが高いらしいです。出しときながら、「おいしいですよ、食べなさい。でもカロリー高いですよ。」って。「いじめ」だよ。もう。